セイコーエプソン、バックライト消費電流20~30%削減の自動調光コントローラICを開発
セイコーエプソン、ディスプレイの見やすさと省電力化を実現
リアルタイムに自動調光するLEDドライバ制御ICを開発
~バックライトの消費電流を20~30%削減*1~
◆LEDドライバ制御IC
※製品画像は添付資料を参照
セイコーエプソン株式会社(社長:花岡 清二)は、このたび、バックライトのリアルタイム自動調光を実現する自動調光コントローラIC「S1F87110」を開発、2007年7月にサンプル出荷(サンプル価格:税抜き200円)、10月に量産出荷を予定しています。
本製品「S1F87110」は、エプソンオリジナルの調光データを内蔵し、外部に照度センサーを接続するだけで周囲の明るさに応じリアルタイムな自動調光を可能にするICです。現在ご使用のLEDドライバに接続しPWM制御によって自動調光ができ、この自動調光機能により、LEDの消費電流を20~30%削減しながら、ディスプレイの見やすさも同時に実現します。またI2Cインタフェースを内蔵しており、お客様がカスタマイズした調光特性を設定することができ、各種ディスプレイ仕様に最適な自動調光を実現できます。
■「S1F87110」製品特徴
●自動調光コントローラ
・バックライトLEDドライバ用PWM出力
・既存のシステムそのままに自動調光機能の付加が可能
●入力電源電圧:3.0V~4.6V
●自動調光回路
・16段階の明るさ判定(判定結果読み出し可能)
・LEDドライバ輝度調整用PWM出力(周波数・位相選択可能)
・自動調光特性のカスタマイズ(サンプリング周期、Duty及びDuty変化時間の選択可能)
●インタフェース:I2C-Busにより、調光特性のカスタマイズや各種設定が可能
●パッケージ:WCSP(1.7mm×2.2mm)
なお、LEDドライバ構成例などは、以下をご参照ください。
以 上
*1:当社シミュレーション値
※以下は添付資料を参照
■自動調光により低消費電力とディスプレイの見やすさを実現
■バックライトLEDドライバ構成例