三井物産、医療機関の経営支援サービス事業への参入で新会社を設立
病院経営支援サービス事業への参入及び新会社設立について
三井物産株式会社(以下「三井物産」)は、医療機関の経営支援を目的とした医療器材等の調達支援サービス並びに情報支援サービスを行う株式会社三井物産メディカルアソシエイツ(以下、新会社)を設立致しました。
少子高齢化の進展やライフスタイルの変化に伴う疾病構造の変化の中、医療機関の経営環境は、年々厳しさを増す状況にあります。又、医療機関へ商品やサービスを提供する企業にも業務の効率化や合理化が必要とされてきております。
三井物産は、これら社会のニーズ及び医療業界の要請に応えるべく、新会社を通じて医療分野の情報化及び効率化を推進することで、医療機関の効率的な経営の実現を支援していきます。
新会社では、医療器材メーカーや卸事業者等の協力企業と契約し、会員登録戴いた医療機関向けに医療器材その他物品・サービス等を専用価格で購入出来る仕組みを提供致します。また、会員専用Webサイトを通じて医療に関わる情報コンテンツを発信致します。会員医療機関にとっては、これまで単独の医療機関では実現できなかった購買費用の低減や業務効率の向上が可能になります。
また、医療機器メーカー等の協力企業に対しては、医療機関とのコミュニケーションツール他、協力企業が共同で利用出来る情報インフラを提供します。医療機関のニーズの的確な把握や情報の迅速な伝達を実現することで、企業活動の効率化が可能となります。
新会社設立にあたり、総合物流業約130年の歴史を持つ鴻池運輸(株)の子会社であり、医療分野の物流改善を手掛ける鴻池メディカル株式会社(以下「鴻池メディカル」)の出資参画を得ました。医療分野での実績とノウハウを持ち、医療器材等の滅菌代行サービスや病院内の物品管理システムで310施設以上の医療機関を顧客に有する鴻池メディカルをパートナーとすることで、新会社の事業基盤の早期構築を目指しています。
今般、新会社による医療機関の経営支援事業に参入することで、医療機関向け給食事業を運営しているエームサービス(株)や消費者向け医療・健康情報サービス等を提供している(株)保健同人社及び(株)アールスリー・ヘルスケア・プランニングとの相乗効果を発揮しつつ、三井物産のメディカル事業の基盤拡充を目指すとともに、国民が安心して医療を受けられる体制構築に協力することで、社会に貢献していきたいと考えています。
<補足資料>
※ 関連資料参照