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2025'02.08.Sat
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2007'07.13.Fri

米GM、変速機製造子会社をカーライルなどに約56億ドルで売却

GM、アリソン・トランスミッションをカーライル・グループとオネックスへ売却


ニューヨーク発 - 

 ゼネラルモーターズは、同社の商用車・軍用車向け変速機製造子会社であるアリソン・トランスミッション(以下「アリソン」)を、カーライル・グループ(以下「カーライル」)とオネックス・コーポレーション(以下「オネックス」)に約56億ドルで売却することで最終合意に達したと発表した。

 売却には、インディアナ州インディアナポリスにある7つの製造工場、世界中の流通・販売網などアリソンの実質的な全資産が含まれる。従来のハイブリッド式2モードトランスミッションを製造しているメリーランド州ボルチモアの製造工場は、引き続きGMが保有する。この2モードトランスミッションは、ピックアップ・トラックやSUV(スポーツ用多目的車)に使用されている。今回の合意は、GMとアリソンの各製造ラインにおける競争力維持を狙いとしており、労組と規制当局の承認が得られれば、今年度第3四半期にも売却手続きが完了する見込みである。

 GM会長兼CEO(最高経営責任者)、リチャード・ワゴナーは、今回の売却合意について、「手元流動性を高め、新車・技術開発に経営資源を振り向けるための重要なステップだ。同時にアリソンも、経営陣、労組、従業員を効果的に協調させる点で優れた実績を持つカーライルとオネックスという強力なパートナーを持つことにより、共に成長していくことが期待できる」と述べた。

 一方、オネックスのマネージング・ディレクター、セス・マスキーは、「アリソンは、商用車向けのオートマチック・トランスミッション分野において、北米市場のみならず海外でも急速に売上を伸ばしている高成長メーカーである。アリソン製品の高い品質と信頼性、ブランド力、そして才覚溢れるマネジメントチームの優れた評判が競争優位をもたらし、現在の高成長を持続させていくことは十分に可能だ」と述べた。

 また、カーライルのマネージング・ディレクター、グレッグ・レッドフォードは、「オネックス、アリソンのマネージングチームや従業員たちとパートナーを組むことができるのは、胸が躍る思いだ。アリソンという象徴的なブランドを皆で成長させ、独立事業体への移行を支援していきたい」と述べた。

 アリソンは、中型および大型バス・トラック向けオートマチック・トランスミッションの設計、製造を手がける大手自動車変速機メーカー。同社の製品は、オン・ハイウェイ、オフ・ハイウェイ用途車両および自動車に用いられている。本社はインディアナ州インディアナポリスにあり、従業員数は約3,400人。インディアナポリスに7つの製造工場を持ち、北米、南米、欧州、アフリカおよびアジア地域の営業拠点、世界的な物流網を通じて、自社製変速機を販売。年間売上高は20億ドルを上回る。

 カーライル・グループは、世界規模で事業展開を行うプライベート・エクイティ投資会社であり、運用総額は585億ドル。航空・防衛、自動車・運輸、消費・小売、エネルギー・電力、ヘルスケア、工業、インフラストラクチャー、技術・ビジネスサービス、通信・メディアといった業種を中心に、アジア、欧州、北米における買収、ベンチャー&グロース・キャピタル、不動産、レバレッジド・ファイナンスの各分野での投資活動を行っている。1987年の設立以来、636件の取引に総額283億ドルを投資し、買い付け総額は1,320億ドル。カーライル・グループ本体の従業員数は世界18カ国で800人を超える。グループ投資先全体の売上高は870億ドル超、従業員数は全世界で286,000人にのぼる。詳細はホームページ参照。 www.carlyle.com

 オネックス・コーポレーションは、カナダ有数の投資会社で、年間売上高は300億カナダドル、従業員数は全世界で184,000人。オネックス・パートナーズ社およびONCAPファミリー・ファンドを通じてプライベート・エクイティ投資を行うほか、不動産ファンドやパブリック・マーケット・ファンドを保有する。1983年の設立以来、電子機器製造サービス、航空、ヘルスケア、金融サービス、自動車、メタルサービス、顧客サポートサービス、運輸・ロジスティクス、シネマコンプレックス、消費財、通信インフラといったさまざまな産業分野を対象に、約80億カナダドルのエクイティ投資を行っている。オネックス社はトロント株式市場に上場している。詳細はホームページ参照。 www.onex.com


以上

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