古河機械金属、「ジョイスティック式ラジコン」クレーンを発売
新操作方式『ジョイスティック式ラジコン』クレーンを新発売
-ワンハンドラジコンの連動操作を極めた、新たな操作感-
当社(社長:相馬信義)グループの中核事業会社である古河ユニック株式会社(東京都中央区日本橋室町2-3-14 社長:中村晉)は、連動ラジコンクレーン「U-can」および「U-can ECO」シリーズに、連動操作時の操作性を向上した“ジョイスティック式ラジコン”を新たに追加し、新操作方式『ジョイスティック式ラジコン』クレーンとして、7月9日より販売を開始します。
本商品は「U-can」シリーズの特長のひとつである“連動ラジコン”の操作性をさらに高めるため、操作部分に建機や高所作業機の操作レバーなどで使用されているジョイスティック方式のラジコンを採用しました。
一般的にジョイスティック方式は1本のレバーに複数の機能を有し、十字方向に操作できるのが特徴で、2つ以上の操作が1本のレバーでできるために、連動操作を行う場合に有効な操作方式として広く知られています。
これまでの“連動ラジコン”は、4つの選択スイッチ((1)ブーム[伸縮]、(2)フック[巻上巻下]、(3)ブーム[起伏]、(4)旋回[左右])を装備し、該当するスイッチを操作することでクレーンの操作を行っていました。この方式はひとつひとつの操作が確実に行える反面、連動数が多くなるにつれて操作が複雑になってしまうのと、連動操作時には両手での操作(2連動では2つのスイッチ操作【図1-(1)】)が必要でした。
新たに発売した『ジョイスティック式ラジコン』クレーンには、2本のジョイスティック((1)ブーム[伸縮]+フック[巻上巻下]、(2)ブーム[起伏]+旋回[左右])が装備され、両手操作時は最大で4連動まで自在に操作でき、2連動にいたっては片手での操作が可能【図1-(2)】となりました。特に作業頻度の高いブーム[伸縮]とフック[巻上巻下]を1本のレバーに集約し、高所への荷揚げ作業や突っ込み作業に有効な「ブーム・フック並行移動(ブーム[伸縮]とフック[巻上巻下]の2連動操作)」が片手で出来るようになりました【図1-(3)】。
また、従来の“連動ラジコン”では2連動時の速度調整を独自の「クリック操作機構」で行っていましたが、『ジョイスティック式ラジコン』クレーンではレバーの操作加減でそれが簡単に行うことができ、作業者の微妙な感覚を反映した“思いのままのクレーン操作”が可能となりました。
なお、単独で確実な操作を行いたい方向けに、『ジョイスティック式ラジコン』クレーンには、「単独操作モード切換え機能」を搭載しているほか、従来型の“連動ラジコン”クレーン(選択スイッチ式)【図1-(1)】も引き続き販売を行い、幅広いニーズに対応してまいります。
《販売目標》
年間1800台
《お問い合わせ先》
古河ユニック株式会社 国内営業部 販売促進課
TEL:03(3231)8611
《ジョイスティック式ラジコンクレーン本体価格》東京店頭標準価格(シャーシを除く)
■中型トラック架装用クレーンU370シリーズの場合
( 型式 / 価格(消費税別) )
UR-U376RJ(6段ブーム) 398万円
UR-U375RJ(5段ブーム) 339万円
UR-U374RJ(4段ブーム) 318万円
UR-U373RJ(3段ブーム) 296万円
《適応機種》
U-canシリーズ、U-can ECOシリーズ全般
《主な特長》 (図1)
* 関連資料 参照