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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.08.Sat
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2007'07.17.Tue

大和証券グループ、NECと共同で仮想PC型シンクライアントシステムの構築を開始

大和証券グループが、仮想PC型シンクライアントシステムを本格導入し、セキュリティと事業継続基盤を強化
~1万台規模の展開を見据え、第一弾としてシンクライアント端末1,500台を導入~


 大和証券グループの持ち株会社である株式会社大和証券グループ本社(注1、以下 大和証券グループ本社)ならびに大和証券株式会社(以下 大和証券)は、日本電気株式会社(注2、以下NEC)と共同で、両社のスタッフ部門あわせて1,500台の端末を対象に、仮想PC型シンクライアントシステム「Virtual PC Center(バーチャルピイシイセンター)」の構築を開始しました。

 両社はセキュリティと事業継続(BC:Business Continuity)基盤の強化を目的として、大和証券グループ本社がシンクライアント端末300台の導入を、また、大和証券が国内117支店を含めた全社1万台規模のシンクライアントシステム導入を見据えた第一弾としてシンクライアント端末1,200台の導入をそれぞれ決定しました。

 このたびのシンクライアントシステムは、サーバ上に利用者一人一人の異なるPC環境(データやソフトウェアなど)を仮想化・集約して稼動させ、CPUなどサーバのリソース(資源)を利用者の負荷に応じて自動的に割り振る先進的な事例であり、金融業界でのシンクライアントシステム導入としては国内最大規模となります。

 新システムの構成は、小型で省スペースなシンクライアント端末「US100」1,500台(両社合計)、仮想PCサーバとしてクワッドコアCPU(注3)を搭載したIAサーバ「Express5800/120Ri-2」(大和証券グループ本社)・ブレードシステム「SIGMABLADE」(大和証券)、統合管理サーバ、統合管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」、VMware社の仮想化基盤ソフトウェアを中核としております。

 昨今、金融機関においては、関係省庁から、情報漏洩対策やセキュリティ対策の徹底、災害時の事業継続基盤の確立などが求められています。また、大和証券グループは本社移転を予定しており、仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」の導入により、(1)各社員のPC環境をサーバで集中管理できるため、セキュリティ強化に加え、オフィス移転や異動時における各端末の環境設定やデータ移行が不要になるなど端末運用の負荷を軽減させ、(2)各社員のPC環境が稼動するサーバを免震性・セキュリティの高い施設内で運用管理することによる事業継続基盤の大幅な強化を実現いたします。

 大和証券グループが導入したシンクライアントシステムの特長は、次の通りです。


1.仮想PC型シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」により、利便性を保ちながら、データの保全性を向上させ、セキュリティを強化

・小型/省スペースなNEC独自のシンクライアント端末「US100」を、本年9月迄に、大和証券グループ本社が300台、大和証券がスタッフ部門を中心に1,200台を順次展開。
・大和証券では、仮想PCサーバとしてクワッドコアCPUを搭載した「SIGMABLADE」を用いることで、サーバ1台あたりで管理できるシンクライアント端末数が増大。
 今回は1サーバで30台以上の「US100」を管理する。これにより、例えば「ブレードPC方式」によるシンクライアントシステムに比べ、データセンターに設置するマシン台数を1/30以下に集約できる。さらに、仮想PCサーバはSANブートモデル(注4)を用いることで、サーバの設置スペースの約50%低減を見込める。
 また、本社移転時にも、各端末の環境設定やデータ移行が不要となるため、移転に伴う作業工数も大幅に削減できる。
 ・仮想PCサーバは最先端のセキュリティ基盤を備えた株式会社大和総研が運営するデータセンターにて運用管理するため、両社では災害など有事の際の事業継続基盤を従来以上に強化できる。


2.シンクライアント化に伴い、分散していたファイルサーバや認証基盤を統合

・ビジネスPCからシンクライアント端末への移行に伴い、各社員や部門のデータを格納するファイルサーバなど各種サーバ20台をNAS製品を利用して2台に統合。加えて、部門ごと個々に構築していた認証ディレクトリ(注5)を1つに統合することで、人事異動等に伴う設定変更の手間が不要になるなど運用管理の簡易化を実現。


 シンクライアントシステムは、NGN(次世代ネットワーク)時代の到来に向け、データの一括集中運用によるセキュリティ強化やTCO削減、モビリティの高いワークスタイルの実現を求める企業などから注目されています。
 NECは、このたびの導入実績をふまえ、シンクライアントシステムを中核とする「クライアント統合ソリューション」の販売を加速してまいります。
 尚、本システムの概要は別紙図および以下のURLをご参照下さい。


以 上

(注1)本社:東京都千代田区 執行役社長:鈴木 茂晴
(注2)本社:東京都港区 代表取締役執行役員社長:矢野 薫
(注3)コアが4つあるCPU
(注4)サーバに内蔵ディスクを持たず、外部のSANストレージに格納されているOSを使って起動するサーバ
(注5)各社員がシステムにアクセスするためのID・パスワード・その他の属性情報などを管理するデータベース
 *本文に記載されている会社名、製品名は各社の商号または登録商標です。


<「仮想PC型シンクライアントシステム」に関する情報>
 http://www.nec.co.jp/clsol/vpcc.html?press


<本事例に関するお客様からの問い合わせ先>
 NECマーケティング本部
 電話:(03)3798-5143
 Eメール:pfsol_portal@mkt.jp.nec.com

 
【別紙】大和証券グループのシンクライアントシステム概要
 (※添付資料を参照)

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