ノキア、小規模企業など向けにIPセキュリティ・アプライアンス製品を発売
ノキア、IPセキュリティ・アプライアンス製品「Nokia IP290」を発売
- 高いセキュリティ対応力が求められるブランチ・オフィスや小規模企業向けに次世代型UTMを提供 -
ノキア・ジャパン株式会社(本社:目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長: タイラー・マクギー)のエンタープライズ・ソリューションズ事業部は本日、ブランチ・オフィスや小規模企業向けに、次世代型統合脅威管理(UTM)を実現する新製品「Nokia IP290」を、2007年7月中旬より販売することを発表しました。
あらゆる業務プロセスがインターネットの活用に大きく依存している現在、多様な技術的手法によって仕掛けられるネットワーク上の侵入・攻撃・不正行為といったセキュリティ脅威への柔軟かつ迅速な対応力は、企業規模の大小を問わず必須要件となりつつあります。一方小規模企業では、投資効率の観点から、セキュリティ強化策の選択肢は限られていました。Nokia IP290は、ノキアのセキュリティ・アプライアンスのローエンドセグメントを支える新ラインナップで、企業の拡大するセキュリティニーズに柔軟に応えるCheck Point社の統合脅威管理(UTM)ソリューションを高機能かつコスト効率に優れたプラットフォームで提供します。
Nokia IP290セキュリティ・アプライアンスは、1000Base-T(RJ45)6ポートを標準装備しているにも関わらず、1/2ラック幅、1ラック高のボディサイズに上位モデルと変わらぬ機能を凝縮、企業のブランチ・オフィスや小規模な企業で高い対応力を必要とするセキュリティニーズに応える拡張性に優れたプラットフォームとなっています。また1ラック高にIP290を2台導入可能なデュアルシェルモデルを利用すれば、物理的にもコンパクトなままで、ハイアベイラビリティ(HA)構成も可能。IPSO4.2はハイアベイラビリティ(HA)構成時でもCheckPoint VPN-1 UTMをシングル・ソフトウエア・ライセンスのみでVRRP環境の構築ができ、従来コスト要因で見送られがちな二重化構成による運用を実現しました。
主な仕様:
コンパクトなボディ
1RU高 x 1/2RU幅に高いポート密度
1000Base-T x 6ポート標準装備
拡張インターフェーススロット
IP290を2台収容する、デュアルシェルモデル
1RUのコンパクトなHA構成を実現
エンタープライズへコストを抑えたVRRPデュアル構成を提案
「シングル構成+保守機」を、「VRRPを用いたデュアル構成(CPライセンスは一つ)」で代替
選べるストレージタイプ
ディスクベース
フラッシュベース(ディスクレス)とロギング用オプションディスク
※CheckPoint NGX R65 Anti Virus/URL filterはディスクベースのみ対応
ソフトウェア
Nokia IPSO4.2 Build042 HFA002(R65稼動要件)
CheckPoint VPN-1 UTM NGX R65(ライセンス別途)
ハイパフォーマンス
1.5 Gbps(Firewallのみ稼動させた場合のスループット基準値)
250Mbps VPN(ベースユニット)、1Gbps(VPN Accelerator Card/オプション)
20,000cps(Firewallのみ稼動させた場合のコネクションセットアップレート基準値)
●参考小売価格
システム構成によります。(メーカー小売価格税別 ¥888,000円より)
*ノキア販売代理店を通じて販売開始予定です。
●発売時期
2007年7月中旬よりノキア販売代理店より販売開始予定です。
<エンタープライズ・ソリューションズ事業部について>
ノキアの新たな事業グループであるエンタープライズ・ソリューションズ事業部は、世界中の企業向けに幅広いモビリティを提供しています。当グループは、企業に対し、ビジネス向けモバイル機器、IPネットワークにおけるセキュリティ関連機器(ファイアウォール及びUTM)、セキュリティやネットワークの信頼性を確保しながら従業員のモバイル化と生産性の向上を促進するためのモバイルVPN接続ソリューションを提供していきます。
ノキアについて
ノキアは、インターネット業界と通信業界の融合の転換と成長を推し進めるモビリティにおける世界的リーダー企業です。ノキアは、多種多様な携帯端末を製造するとともに、こうした端末を通じ、音楽やナビゲーション、ビデオ、TV、イメージング、ゲーム、ビジネス・モビリティによるエクスペリエンスを人々に提供しています。また、その他通信ネットワーク向けの機器、ソリューション、サービスも提供しています。
(※参考画像あり)