フィードパス、住友商事などを引受け先として第三者割当増資を実施
『サイボウズグループのフィードパス株式会社が第三者割当増資を実施
~住友商事株式会社との事業提携強化へ~』
本日(2007年7月13日)開催のフィードパス株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:津幡 靖久 以下フィードパス)の取締役会において、住友商事株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:加藤 進 以下住友商事)、サイボウズ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:青野 慶久(本名:西端 慶久)以下サイボウズ)等を引受け先として、第三者割当増資を実施することを決議致しましたので、発表致します。この第三者割当増資により、これまでフィードパスの一般株主であった住友商事は、サイボウズと並ぶ筆頭株主となります。フィードパスは、住友商事から今まで以上の強力な支援を得て、今後急激な市場拡大が期待されるWeb2.0ビジネス市場におけるリーディングカンパニーとして、革新的かつ利便性の高い新規Web2.0サービスを継続的に開発し、いち早くユーザー様に提供して参る所存です。
■1.フィードパス第三者割当増資の背景
フィードパスは、2005年、前身であるブログエンジン(株)設立以来、先端的なWeb2.0関連ビジネスの企画・開発を行って参りました。
当初のイントラブログ・システム「blogengine」の製品販売に加え、現在では、コンシューマ向けにWeb型フィードリーダ「feedpath Rabbit」、又、企業向けには、米国Zimbra社製Web統合コラボレーションシステム【注1】をベースとした「feedpath Zebra」、及び、サイボウズ製「サイボウズ Office 6」並びに「サイボウズ デヂエ」をSaaS型【注2】で提供しております。特に「feedpath Zebra」は、住友商事が米国で戦略投資しかつ日本市場における総事業化権を持つ米国Zimbra社製品をベースにしたものです。フィードパスが、日本語化及び製品サポート等独自の付加価値を付け、2007年3月以来、自社ブランド「feedpath Zebra」として企業向けにSaaS提供を開始しており、順調にユーザを拡大している状況です。今後、急速な市場拡大が見込まれる中小企業向けSaaS事業を、上述のようなのユーザー訴求力の高いアプリケーション・サービスの取り揃えを強化・拡大する方針でありますが、その為には、シリコンバレー地域を中心として先端的なWeb2.0系新規ソリューション・ビジネスモデルの開拓を積極的に行い、又、国内では非常に幅広い営業・顧客基盤を有する住友商事との一層の関係強化が必要であると判断致しました。今回の第三者割当増資を機会に、住友商事より取締役及び従業員の派遣を受け入れ、フィードパスの経営・営業力を強化し、同時に新規Web2.0サービスの開発を積極的に進める考えであります。
【注1】
<Zimbra社(www.zimbra.com)について>
設立:2003年12月
所在地:米国カリフォルニア州 サンマテオ市
CEO:Satish Dharmaraj
事業内容:Web統合コラボレーションシステム「Zimbra Collaboration Suite」の開発及び販売
製品概要:Web統合機能(Mash-Up)を備えた、Web型メール・スケジューラ・アドレス帳・オンラインドキュメント
【注2】
<SaaSについて>
Web2.0系ビジネスモデルの一つで、Software as a Serviceの略称。ソフトウェアを利用者が購入・インストールするのではなく、インターネットを経由してサービスとして提供を受けるモデル。調査会社米国ガートナーによれば、「2005年のビジネス・ソフトウェア市場の売上高のうち、SaaSモデルの割合は約5%。2011年までに新しいビジネス・ソフトウェアの25%がSaaSモデルで提供される」と予測している。
*以下は添付資料を参照
■2.フィードパスの概要
■3.フィードパスにおける第三者割当増資に関して
■4.サイボウズの概要
■5.住友商事の概要
※本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。