三菱マテリアル、日鉄鉱業などとフィジー諸島・ナモシ鉱区の共同探鉱で合意
フィジー諸島共和国ナモシ鉱区の共同探鉱に関する基本合意について
当社は、日鉄鉱業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:松本 六朗、以下「日鉄鉱業社」)及びNewcrest Mining Ltd.(本社:オーストラリア連邦(豪州)ビクトリア州メルボルン、代表者:Mr. Ian Smith、以下「Newcrest Mining社」)と、フィジー諸島共和国ナモシ鉱区の探鉱を拡大・推進し、開発に向けた予備経済性評価を実施することについて基本合意に達しました。
当社は、優良銅鉱山権益の早期確保及び銅製錬原料の安定的確保を目的として、平成16年9月に日鉄鉱業社とオプション探鉱契約を締結し、同社とナモシ銅・金鉱床の共同探鉱を実施してきました。過去の探鉱ライセンス保有者による調査では、ナモシ鉱区北部において大規模な銅・金鉱床(地質鉱量として約9億t、銅品位0.43% 金品位0.14g/t)が見込まれていましたが、これまでの当社と日鉄鉱業社の共同探鉱でも同様の結果が確認されるとともに、更にその深部及び鉱区内の他地域においても優良鉱体が存在する可能性が確認されました。その結果を受けて、当社と日鉄鉱業社は探鉱の拡大・推進のため、深部の探鉱・操業に実績のあるNewcrest Mining社と共同探鉱の実施に向けて協議を続けてきた結果、今般、基本合意に達したものです。
上記3社は、今後4年乃至6年を目途に約30億円を投じて探鉱活動を継続し、予備経済性評価の結果をもとに更に経済性評価を実施し、開発・操業へと移行する予定です。当社は、ジョイントベンチャー権益の28.06%を日鉄鉱業社より取得するオプションを有しており、上記比率に応じた探鉱費を拠出していく予定です。
また、当社は本プロジェクトとは別に、本年4月に三菱商事株式会社と共同で豪州Minotaur Exploration社とオプション探鉱契約を締結し、オーストラリア連邦(豪州)クイーンズランド州ブービジャン銅・金鉱床探鉱案件へも参画しています。当社は長期的な観点から今後も優良探鉱案件に参画し、銅鉱山権益の早期確保及び銅鉱山開発に積極的に取り組んで参ります。
以上
(ご参考)ナモシ鉱区位置
フィジー諸島ビチレブ島、首都スバの北西30km
鉱区面積:広さ約720平方km(東西約25km×南北約32km)
* 関連資料 参照
図1)フィジー諸島位置
図2)ナモシ鉱区位置(ビチレブ島地図)