ランドコム、東京ガスと省エネルギー住宅の共同実証研究を開始
省エネルギー住宅の共同実証研究を開始
~東京ガス「エコウィル」と太陽光発電を採用した住宅を建築し、モニター世帯を募集します~
ランドコム株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:青木俊実、以下「ランドコム」)は、「エコウィル+太陽光発電」を装備した住宅に住まわれるお客さまの居住実感の検証と、1年間のエネルギーデータの実測を行います。つきましては、その省エネルギー性、環境性、経済性、快適性などを検証するために、ランドコムは東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)と「エコウィルとソーラー発電を組み込んだ住宅における実稼動状況」について、共同研究契約を締結いたしました。
さらにランドコムでは、電気使用量が従来の1/3となるLED照明も設置して、次世代エコ住宅の開発、提案を推進いたします。また、モデルとなるモニター世帯の募集も併せて実施いたします。
■共同研究の背景
2005年2月、京都議定書の発効により、温室効果ガスの排出量を削減することが国際的に取り決められました。そのような中、温室効果ガスの約9 割を占めるとされるエネルギー起源の二酸化炭素(CO2)の排出量の削減は喫緊の課題となっております。
一方、日本のエネルギー効率は世界最高水準を誇ってはいるものの、国内における二酸化炭素(CO2)の排出量は年々増加の傾向をたどっているのが現状であり、取り組みの一層の強化が求められております。
■当社のこれまでの取り組み
当社は、「不動産価値の最大化」をテーマに掲げた企画開発特化型の不動産メーカーでありますが、これまでも、持続可能な社会の形成に向けた取り組みとして、分譲戸建住宅に東京ガスのマイホーム発電「エコウィル」をいち早く採用してきたほか、新エネルギーおよび省エネルギー総合プロデュース事業を展開している株式会社キシムラインダストリー(本社:横浜市、代表取締役社長:岸村俊二、以下「キシムラインダストリー」)との業務提携により、太陽光発電・LED照明など新エネルギーを利用した新たな暮らしの提案と省エネルギーの取り組みなどを行ってまいりました。
■共同研究の狙い
前述の背景ならびに当社のこれまでの取り組みを踏まえ、このたび、さらなる強化を図っていくために、省エネ・環境性に優れた「本格的なマイホーム発電の実現を目的とする共同研究」を東京ガスと進めていくこととなりました。
■共同研究の概要
【目的】
マイホーム発電「エコウィル」とソーラー発電を併設した新築戸建住宅にて、居住家族が通常の生活を営む状態で機器稼動データを取得・分析し、その省エネルギー性能の実証を行うことを目的とする。
【研究内容】
ランドコムが販売する「エコウィル」+ソーラー発電が装備された戸建住宅を対象に、各種データ計測装置を装備して、1年間にわたり「エコウィル」の稼働実績、ソーラー発電状況などを取得し、省エネ性に関する検討を行う。
■今後の展開
(1)「エコウィル」、ソーラー発電システムおよびLED 照明の3 設備を備えた戸建住宅を当社が新築し、標準世帯1世帯をモニターとして募集(住宅購入費用は入居者ご負担)。
(2)モニター期間を1年間とし、モニター世帯においてデータを計測するとともに居住実感を検証(モニター期間終了後、モニター世帯には3設備はそのままでお住まいいただきます)。
(3)検証結果について、結果とりまとめ完了次第、公表可能な範囲で開示を予定。
(4)検証結果を踏まえ、本格的なマイホーム発電や次世代エコ住宅の開発、提案などを推進。
*太陽光発電システムおよびLED照明は、キシムラインダストリーによる設計施工となります。
(ご参考情報・資料)
●東京ガス「マイホーム発電」
http://home.tokyo-gas.co.jp/hatsuden/index.html
●東京ガス「エコウィル」
http://home.tokyo-gas.co.jp/ecowill/index.html
●キシムラインダストリー
http://www.kishimura.com/
●当社ならびにキシムラインダストリー間の業務提携ならびに資本参加に関するお知らせ
http://www.landcom.co.jp/data/upload/52-181110_teikei.pdf
以上