カゴメと国立健康・栄養研究所、リコピンの骨密度低下抑制効果を確認
リコピンに、骨の健康維持効果が期待
-カゴメ、(独)国立健康・栄養研究所との共同研究―
カゴメ株式会社総合研究所(栃木県那須塩原市)は、独立行政法人国立健康・栄養研究所(東京都新宿区)石見佳子先生との研究で、リコピンがマウスの骨密度低下を抑制することを確認しました。
なお、本研究内容は2007年度日本骨代謝学会(7月19日~21日、大阪国際会議場)において発表いたしました。
■共同研究者(独)国立健康・栄養研究所石見佳子先生のコメント
本研究は、老年性骨粗鬆症モデルマウス(SAMP6)を用いて、低代謝回転型の骨代謝に対するリコピンの効果を評価したものです。リコピンの骨代謝調節作用を評価した研究は極めて少なく、細胞を使った評価が数例あるだけです。そのため、今回のように動物を用いてリコピンの骨密度低下抑制作用を確認した報告は、大変意義あるものと考えます。本評価では、リコピンの作用メカニズムを解明することはできていませんので、今後は作用メカニズムを解明し、骨代謝におけるリコピンの有用性を、より明確にしていく必要があります。近年、野菜の摂取と骨量が相関するという疫学研究が報告されていることから、リコピンを含む野菜の様々な成分が骨の健康に寄与している可能性が示唆されます。
【本件のお問い合わせ先】
カゴメ株式会社
ホームページアドレス/http://www.kagome.co.jp/
カゴメお客様相談センター
0120-401-831
※以下、詳細は添付資料をご参照ください。