矢野経済研究所、ギフト市場に関する調査結果を発表
ギフト市場に関する調査結果
《調査概要》
矢野経済研究所では、ギフト市場について調査を実施、2006年の市場規模算出と、2007年までの市場動向の分析・予測を行った。
1.調査対象:
ギフトに関わる様々な業種(ギフト専門卸売業、専門店及びファッション雑貨関連小売業、百貨店、通信販売、各種製品卸業などの主要企業およそ50社)
2.調査期間:2007年4月~2007年7月
3.調査方法:研究員による電話及び直接面接取材
《調査結果サマリー》
●ギフト市場のうちギフト雑貨の総市場規模は、前年比101.6%の11兆円となった。これは主に「コミュニケーションの一環として、ささやかなものをプレゼントする」プチギフトなどの“カジュアルギフト”が市場を牽引しているためである。また、中元・歳暮などの食料品を含む2007年のギフト総市場推計値は前年比100.5%の17兆円と算出された。
●カジュアルギフトが増加している一方で、儀礼的フォーマルギフトは減少傾向にある。パーソナルギフトにおけるフォーマルギフトとカジュアルギフトの比率は、1997年は「フォーマル78.6%:カジュアル21.4%」だったものが、2007年には「63.8%:36.2%」にまで変化した。
●パーソナルギフトにおいては、数百円のプチギフトから数万円以上の特別なギフトまで価格・商品ともに幅広く、今まではあまり“ギフト商材として認識”されていなかった文具や日用雑貨もギフトとして多く用いられるようになってきた。また、法人ギフトでは、名入り文具などのいわゆる“ばらまき型”の安価な販促品と、大口顧客向けの1万円以上の高額ノベルティに二極化している。
●携帯電話やインターネットでギフトを購入する層が増えており、ギフト関連企業の大半がインターネットにおける販売戦略の強化を行なっている。今後もインターネットでの購買層は増加見込みである。
○発刊資料/資料体裁
タイトル:ギフト市場白書2007年版
発刊日:2007年7月31日
資料体裁:A4版175頁
販売価格:99,750円(本体価格95,000円)
○株式会社矢野経済研究所
所在地:東京都中野区本町2-46-2
代表取締役社長:水越孝
設立:1958年3月
年間レポート発刊:約250タイトル
URL:http://yano.co.jp
※調査内容の解説は添付資料を参照