GKNドライブライン、トルクベクタリング技術の量産用アプリケーションを発表
GKNドライブライン トルクベクタリング技術の立上げ
GKNドライブラインは,トルクベクタリング技術の最初の量産用アプリケーションをこのほど発表しました。トルクベクタリングのハードウェアユニットは、システムリーダーであるZFへ、それは最近発表された「ベクタードライブ」リアアクスル用に装着されます。このリアアクスルは将来のBMW車のアプリケーションのために計画されたものです。
2002年以来、GKNは、広範囲な製品開発と電子トルクベクタリング分野の車両技術に携わって来ました。この期間、GKNドライブラインは、最新式のトルクベクタリングのユニット、車両制御ロジックを開発し、これらを高性能RWDとAWDデモンストレーションカーへ適用して来ました。
GKNドライブライントルクテクノロジー マネージングディレクター、グレアム・ウォルフォードは「常に競争の中にある市場で、自動車メーカーは操縦安定性のレベルを引き上げるプレッシャーの下にあり、特にそれは高級セグメントの市場において顕著です。」と述べています。「ZFと連携し、お互いの焦点を絞った技術領域で専門技術を活用することで、我々は、新たな価値のある製品を作り上げることができました。これは、まさに高級車への画期的な製品となるでしょう。真のブレークスルーです。」
GKNドライブラインのトルクベクタリングハードウェアユニットは、モジュール式で、コスト効果のある考え方で、幅広い車両へ容易に適用可能なデザインとなっています。アクスル当り2つのユニットを持ちます。ZFシステムで電動モーターを電子的に制御してクラッチを作動させ、スーパーインポジションプラネタリーギアセットにより要望された通りのベクタリングトルクを提供します。GKNドライブラインのアクチュエーターは、要求されたレスポンス時間内に作動を完了させるため、基本的に湿式クラッチと2ステージのボールランプメカニズムから構成されています。プラネタリーギアセットのギアは、最良の燃料効率を実現するために必要時のみ作動します。湿式クラッチは高熱容量と大変低い引きずりトルク用にデザインされています。ギアやボールランプのデザインを含む各種の他に例を見ない特徴がGKNドライブラインによって導入され特許化されています。
GKNドライブライン概要:
GKNドライブラインはグローバルで30カ国以上、40以上のロケーションで21,000人が働くグローバル企業です。2005年には、30億ポンドの売り上げを記録しました。自動車産業の中で、ドライブラインコンポーネントの設計、生産におけるリーダーとして評価が高く、GKNドライブラインは最小の前輪駆動車から最新の四輪駆動車までのドライブラインのソリューションを提供しています。会社は、CVJ(等速ジョイント)サイドシャフトのグローバル市場で圧倒的なシェアを誇り、全輪駆動PTU(パワートランスファーユニット)及びトルクマネジメントデバイスでリードするグローバルメーカーです。
GKNドライブライントルクテクノロジー概要:
GKNドライブライントルクテクノロジーは、カップリング、アクスル及びトランスミッションアプリケーション用のトルクマネジメントデバイスの供給におけるワールドリーダーです。新しいトルクベクタリングデバイスは、特に高級RWDとAWD乗用車及びSUV上のリアアクスルアプリケーションにターゲットを当ており、更に、電子制御リミティドスリップデフ(ETM(R))、電子ロッキングデファレンシャル及びパッシブリミッティドスリップデファレンシャルを含むこのセグメントにおけるGKNドライブラインの製品レンジを強化するものとなります。
詳細については、 www.gkndriveline.com をご覧下さい。