チバ・スペシャルティ・ケミカルズ、9月からポリマー用添加剤を約8%値上げ
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ
ポリマー用添加剤の値上げを発表
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ株式会社(本社:東京都港区および大阪市淀川区、社長:田中和彦)は、ポリマー用添加剤の値上げを実施します。今回の値上げは、高騰した原油価格の影響で、原材料価格が高止まりを続けている厳しい状況に対応するためのものです。当社は、ビジネス継続のためのコスト削減努力を続けてきましたが、今後もお客様に、革新的で質の高い製品とサービスを、持続的に供給するために不可欠な原資を確保する必要があり、今回の措置となりました。
今回は、9月1日以降納入分について、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤を中心に、約8%の価格改定を行います。
プラスチック添加剤セグメントヘッドの三好民雄は次のように述べています。「値上げは、世界的に高騰が続く原材料、エネルギー、物流コストを部分的に相殺するために必要です。私たちは、引き続き、質の高いサポートと共に供給の確保に努め、サービスおよびイノベーションのレベルを維持する決意です。これは、原料価格、エネルギーおよび物流コストにおけるインフレの一部を、価格に転嫁することによってのみ、可能となります。どうかご理解くださいますようお願い申し上げます。」
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ (スイス証券取引コード: CIBN) は、お客様の製品に付加価値の高い効果を提供しています。私たちは、革新的な製品やワンストップのエクスパートサービスを提供しながら、お客様に選ばれる企業となるよう努めています。私たちは、プラスチック、紙、自動車、建築物、ホーム・パーソナルケア製品など、幅広い製品に性能、保護、色、そして耐久性を与える、クオリティ・オブ・ライフの向上につながる効果を創造しています。世界120ヶ国以上で活動し、選ばれた市場でリーダーとなることを目標としています。全世界での2006年の売上高は約64億スイスフラン(約5,893億円)、イノベーションを促進する研究開発に2億7,000万スイスフラン(約251億円)を投入しています。2006年の日本での売上は、429億円でした。