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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.02.Sun
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2007'08.28.Tue

フジタなど、ヒートアイランド現象緩和の舗装「新表面温度低減型」フォトロード工法を開発

ヒートアイランド現象の緩和機能をさらに強化した舗装
「新表面温度低減型」フォトロード工法を開発


 株式会社フジタ(本社:東京都渋谷区、社長:網本勝彌)とフジタ道路株式会社(本社:東京都中央区、社長:廣野三夫)は、ヒートアイランド現象の緩和機能をさらに強化した「新表面温度低減型」のフォトロード工法を開発しました。(特許出願済み)
 従来のフォトロード工法(標準型)※1は排気ガス浄化機能を持つ道路舗装工法ですが、そのコーティング材に遮熱機能を付加して道路舗装表面温度の上昇の抑制も行う、ユニークな道路舗装工法を開発・実用化し、本年1月に物流施設の外構道路に適用しました。このたびの「新表面温度低減型」のフォトロード工法は、これに保水性舗装を組み合わせることでさらに都市部道路等に適合した工法としたものです。
 都心部におけるヒートアイランド現象は近年深刻化し、猛暑日(日最高気温が35℃以上の日)・熱帯夜日数の増加が指摘されています。健康への影響をはじめ、冬季において大気汚染を助長する原因ともなり、早急な対応策が求められています。これは、日中の太陽光を受けた舗装表面や建物外壁等が蓄熱して高温化することが大きな要因に挙げられています。
 本工法は、標準的な舗装よりも表面温度を最大10数℃低減できるためヒートアイランド現象抑制に貢献すると同時に、自動車排気ガス中の窒素酸化物を浄化して大気環境改善も行なうものです。両社は、上記の都市問題に対する積極的な環境改善策として、都市部の道路や民間施設内の外構道路等への適用を目指し、自治体をはじめ、大型の工場・物流施設・商業施設等への技術提案を行っていきます。

<開発済み技術と本技術の関係>
 (* 関連資料を参照してください。)


●本年1月に実用化した「表面温度低減型」フォトロード工法
 「表面温度低減型」のフォトロード工法は、従来のフォトロード工法(標準型)に用いるコーティング材に遮熱性薬剤(顔料の一種)を添加することにより、窒素酸化物の浄化能力は維持したまま、太陽光の赤外線成分を効率よく反射して舗装表面温度の上昇を抑制するものです。

●保水性舗装
 保水性舗装は、開粒度タイプのアスファルト舗装※2の空隙に吸水・保水性能のある保水材を充填したもので、保水された水が蒸発する気化熱により路面温度の上昇を抑制する機能があります。
 保水材には超速硬セメントと主材にセピオライト(原石:海泡石)の粉末を用いたスラリー(泥のような固体と液体の混合物)を使用します。本工法では充填率を60%としています。

●今回開発の「新表面温度低減型」フォトロード工法
 「新表面温度低減型」フォトロード工法は、保水性舗装の表面に表面温度低減型フォトロード工法用のコーティング材を施工することにより、窒素酸化物(NOx)の浄化能力を維持したまま太陽光を受けることによる舗装表面の温度上昇を顕著に抑制する工法です。

●表面温度低減効果
 室内光照射試験の結果※3、標準の密粒アスファルト舗装に比して、新表面温度低減型フォトロード工法では-12.8℃の表面温度低減効果が確認されました。


※1 フォトロード工法(標準型):フジタ、フジタ道路、太平洋セメント株式会社(東京都中央区)、石原産業株式会社(大阪市)が共同開発した、光触媒を含む特殊なセメント系材料を道路表面に吹き付けてコーティングする工法。光触媒の強い酸化作用とセメントに含まれるカルシウムにより、自動車排気ガス中の窒素酸化物は中性の硝酸カルシウムに化学変化して道路表面に付着し、雨水により無害な硝酸イオンおよびカルシウムイオンとして洗い流される。光触媒舗装の酸化作用は半永久的に持続し、都心部など交通量の多い道路でのNOx処理能力実地調査では、60~70mg/m2・日(1日1車線あたり約8,100台の乗用車に相当)の処理能力を確認。施工後5時間程度で車両通行が可能。

※2 開粒度タイプのアスファルト舗装:空隙率が20%程度のアスファルト舗装

※3 室内光照射試験結果(保水性舗装技術研究会法に準拠、フジタ道路技術研究所にて実施)
 (* 関連資料を参照してください。)


<新表面温度低減型フォトロード工法による効果の概要図>
<新表面温度低減型フォトロード工法供試体断面>
 (* 関連資料を参照してください。)


(※ 開発済み技術と本技術の関係、室内光照射試験結果、概要図などは関連資料を参照してください。)

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