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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2007'08.28.Tue

日本IBM、「Eclipse」準拠の「Notes/Domino 8」を提供開始

Lotus Notes/Lotus Dominoの新バージョンを発表


 日本IBM(本社:東京都港区六本木、代表取締役社長:大歳卓麻、NYSE:IBM)は本日、IBMのコラボレーション・ソフトウェア「IBM (R)  Lotus Notes (R) /Lotus Domino (R) 」の新製品「IBM Lotus Notes/Lotus Domino 8(以下「Notes/Domino 8」)」(日本語版)を9月11日から提供開始します(メディア版は10月10日から)。

 「Notes/Domino 8」の特長は以下のとおりです。

○ オープンソースの開発環境である 「Eclipse」 に準拠
 「Notes/Domino 8」の最大の特長は、オープンソース の統合ソフトウェア 開発環境であるエクリプス(注1)を基盤として構築したことで、Notes (R) が従来から持つ高い開発生産性を維持しつつ、JavaやWebなどのアプリケーションとの通信・連携が容易になりました。例えば、Notes上に持つ取引先情報など複数のアプリケーションと、インターネット上のニュース、株価、地図といった情報を連携し、Notesの画面上に表示させることができます。このような連携により、企業の営業担当者がお客様企業へ出向く前に、取引内容、お客様企業の最新ニュース、取り扱い製品の情報などを即座に確認することができるなど、必要な情報を個別に収集するための時間が削減される、といった効果が見込めます。

○ ユーザーにとっての“使いやすさ”を向上
 「Notes/Domino 8」では、製品の開発にあたり、ユーザーの声を直接反映させるため、2つの新しい開発手法を採用しました。1つ目は「ブログ」です。全世界の「Notes/Domino 8」開発者のうち数十名が自身のブログを立ち上げ、各ブログを通じて得たユーザーからの要望や意見を製品開発に反映させました。 2つ目は、仮想的なユーザーを詳細にデザインし、そのユーザーが使うことを想定して製品開発を進める手法である「ペルソナ手法」です。日本も含め、全世界で2,000以上のユーザーに対して実施しました。これらの新手法により、以下のような使いやすい機能が実現しました。

・ カレンダーやアドレス帳、RSSフィードなどのアプリケーションを、Notes画面の右側に複数同時に配置できるようにしたことで、画面を切り替えることなく、必要な情報を同じ画面に置きながらメールや資料を作成できるようになりました。
・ メールの宛先を、社内だけでなく社外も含めて最近の送付先から表示させる「メールアドレス先行入力機能」を搭載したことで、より少ないキータッチで正しい宛先を入力できます。
・ 英語入力中のスペルチェックが自動化され、「Undo(元に戻す)操作」がこれまでの1回から複数回可能になったことで、文書の作成を柔軟にします。
・ 作業中のメール文書を、サムネイルやアプリケーション別のタブで一覧表示させることができるようになったり、過去1週間にアクセスした文書へのリンクが表示できるようになり、作業中の文書で混乱することなく、どの文書に戻りたいかが即座にわかります。

○ ODFに対応したオフィスソフトの機能を搭載
 「Notes/Domino 8」は、ワープロ文書や表計算のワークシートといった「オフィスソフト」が扱う文書ファイル を保存 するための、XMLに基づいたオープンなファイル形式であるODF(OpenDocument Format)に対応した機能を標準で搭載しています。これにより、ODFに準拠していれば、他のオフィス・アプリケーションソフトを購入/導入することなく、「Notes8」上のみで、オフィス文書を作成・編集ができます。

○ 全てのNotes資産を継承
 「Notes/Domino 8」では、エクリプス準拠、ODF準拠といった製品技術の抜本的改造を実現しつつも、お客様が持つ既存のNotes資産は、そのまま稼働するよう設計されています。ユーザーは、これまでの資産を、移行の際の修正にかかるコストや時間を費やすことなく「Notes/Domino 8」上でも稼働させることができます。

 また、「Notes/Domino」の新たなパートナー支援策として、日本IBMソフトウェア事業の担当者が、「Notes/Domino 8」対応のパッケージ・アプリケーションやソリューションを構築いただいたビジネス・パートナーと共同でマーケティング・プランを作成し実施する無償のプログラム「Notes/Domino 8 Readyプログラム」を発表します。当プログラムへ参加することにより、パートナー企業は、お客様向けセミナーやWebサイトを通じた販売促進活動を日本IBMと共同で行うことができます。さらに、Javaプラグインや複数アプリケーション連携といったコンポジット・アプリケーションの機能を搭載したソリューションの開発を表明したパートナーは、「Notes/Domino 8 Ready コンポジットアプリケーションパートナー」に認定され、上記に加え、IBM大和ソフトウェア開発研究所の技術者から開発支援を受けることができます。

 さらに、本年11月より開始する「Lotus Notes/Lotus Domino 8認定試験」の合格を目指すパートナーに対して、以下の教育支援セミナー・研修を提供開始します。「Notes/Domino 8」認定資格を保持することによって、「Notes/Domino 8」の十分なスキルの保持を証明でき、特に旧バージョンからのアップグレードのビジネスが拡大している中で大きなメリットとなります

・ 技術者向けの無償の「Lotus Notes/Lotus Domino 8テクニカルセミナー」を、9月14日より月1回程度の開催を予定しています。
・ 技術者向けの「Lotus Notes/Lotus Domino 8アップグレードセミナー」および「Lotus Notes/Lotus Domino 8コンポジット・アプリケーション開発研修」を本年10月より開始し、月1回程度開催します。開催場所は、東京・大阪(「Lotus Notes/Lotus Domino 8アップグレードセミナー」のみ)で、受講費用は、両コースとも1名につき約¥50,000です。

 「Notes/Domino 8」は、約1700社の日本IBMの販売パートナー、および日本IBMからお客様に提供します。また、「Notes/Domino 8」に対応した製品が、開発パートナーから順次発売される予定です。


 新製品の使用料金は次のとおりです(注3)。

○ サーバーライセンス: 「IBM Lotus Domino Enterprise Value Unit」¥3,825(1VUあたり)(注4)
○ クライアントライセンス: 「Notes with Collaboration License」¥20,600(1ユーザー)
○ Webクライアントライセンス: 「Domino Web Access Collaboration User」¥16,100(1ユーザー)

以 上


(注1) Java 開発者を中心に急速に普及しており、ソフトウェア開発の共通プラットフォーム の標準になると予想されている。IBM社が1999年から進めていた開発ツール研究プロジェクトの研究成果をソフトウェアの形にしたもので、2001年11月にオープンソース化され、誰でも無償で入手・改変・再配布できるようになった。

(注2) アプリケーションソフト に追加機能を提供するためのプログラム。もとから搭載されている機能だけでは実現できない、動画や高品質の音声の再生など、様々な機能がプラグインを追加することによって実現することができる。

(注3)  IBMのソフトウェアのボリューム・ディスカウント「パスポート・アドバンテージ」(PA)のPAX料金を適用した場合のライセンス料金です(1年間のバージョンアップ、保守料金を含む)。

(注4)  VU(Value Unit)単位= 機種別サーバー単位課金


 IBM、Lotus Notes、Lotus Domino、Notesは、International Business Machines Corporationの商標。
 その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

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