ブリヂストン、ランフラットタイヤの耐久性能を向上させる新技術「クーリングフィン」を開発
ランフラットタイヤ新技術COOLING FIN(クーリングフィン)を開発
株式会社ブリヂストン(社長 荒川 詔四)は、パンクなどにより空気圧が失われても一定距離の走行が可能なランフラットタイヤのランフラット耐久性能(パンクした後の耐久性)を向上させる新技術COOLING FINを開発致しました。
サイド補強型ランフラットタイヤ※1のランフラット耐久性能を向上するには、空気圧が失われた状態で走行する際のタイヤサイド部の屈曲変形による発熱を如何に抑えるかが課題でした。COOLING FINは、タイヤサイド部の表面に設けたタイヤ径方向に延びる突起により、空気の乱流を促進してタイヤを冷却する新発想の技術です。
当技術を採用することによって、サイド部の発熱が大きい、断面高さ※2の高い一部SUV、ミニバンや大型乗用車向けサイズにおいても、ランフラットタイヤ開発が容易になります。
また、従来よりもサイド補強ゴムを薄くすることが可能となりますので、軽量化や乗り心地性能向上にもつながる技術であると考えています。更には、ランフラットタイヤ以外での当技術採用も含め研究・開発を進めて参ります。
尚、今後、当技術については海外を含め幾つかの学会等で技術発表を行う予定です。
当社のタイヤ開発の理念は「安心」であり、その実現のためにも「環境」「安全性」「快適性」を3大要素と位置付けています。ランフラットタイヤは、まさにその集大成とも言える製品・技術の一つです。当社は今後もタイヤの開発を通じたクルマ社会の発展に貢献していきたいと考えます。
※以下詳細は添付資料を参照
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以 上