サンスター、弘前大と「プロテオグリカン応用研究プロジェクト」などで連携協定
弘前大学とサンスター株式会社との
研究連携の推進に係る協定締結について
国立大学法人弘前大学(以下、「弘前大学」)とサンスター株式会社(本社:大阪府高槻市、代表取締役社長 濱田和生、以下「サンスター」)は、相互の研究連携により、学術研究の振興と研究成果の社会活用の推進を図るため産学の連携を通じた地域の発展と産業の振興に寄与することを 目的として、連携推進に関する3年間の協定を結ぶことに合意いたしました。なお、弘前大学にとっては、初の民間企業との連携協定となります。
サンスターでは、かねてより「お口の健康と全身の健康」を考える「マウス&ボディ」と、「心身の美と健康」を考える「ヘルス&ビューティ」という「健康」に関する2つの事業を積極的に進めており、弘前大学においても医学部を中心に「岩木健康増進プロジェクト」、「アスベスト関連疾患、中皮種の治療法開発」、「プロテオグリカン応用研究プロジェクト」などの「健康」に関する各種プロジェクトを展開してきました。
医学部を有する弘前大学と連携することにより双方の持つ人的・知的財産をさらに活かすことができるのではないかとの観点から、2006年秋頃より、弘前大学医学部を中心とした研究シーズに基づいた共同研究の可能性について検討を進めてまいりました。
また、弘前大学が文部科学省から支援を受けて実施している「都市エリア産学官連携促進事業『プロテオグリカン応用研究プロジェクト』」の取組みをより一層加速させるため、2007年度からサンスターも共同研究企業として参加し、より事業性の高い研究への積極的な展開を目指していくこととしており、このたび、弘前大学とサンスターが核となって、他の大学・研究者及び各種企業等とアライアンス体制を構築し、多様なテーマに基づく研究・開発を行い、社会貢献することで合意しました。
今回の連携協力協定により、弘前大学の「知」とサンスターの独創的な取り組みをより推進するために包括的な協力関係に発展させ、双方の機能、人材等を幅広く活用し、大学の研究成果の事業化や技術協力、産学連携を担う人材の育成等を通じて、地域における産学連携の一層の推進が期待されます。
具体的な連携内容としては、今後双方で協議していくこととしますが、当面は主に以下の項目について連携を進めてまいります。
1.都市エリア産学官連携促進事業における「QOLの向上に貢献するプロテオグリカンの応用研究と製品開発」プロジェクト
2.無痛性マイクロニードルの開発
3.共同研究テーマの検討とこれに伴う研究者の交流等
[プロファイル]
●弘前大学:人文学部、教育学部、医学部、理工学部及び農学生命科学部の5学部から成り、幅広く学問領域をカバーしている地方の総合大学としての特徴を最大限に活かし、大学のモットーである「世界に発信し、地域と共に創造する弘前大学」の実現に向け、教育、研究及び地域貢献を展開しています。
特に、地域貢献においては、地域社会との密接な連携を図ることを目的として、地域の発展への貢献及び産学官の連携強化に取組んでいます。
●サンスター株式会社:サンスターグループの中核であり、2007年3月期の連結売上高は705億円、従業員数約1,500名。サンスターグループは、日本・北米・欧州・アジアの4極の法人とオフィスで事業を展開し、マウス&ボディ、ヘルス&ビューティ、ケミカル、モーターサイクルという4つの事業分野を通じて、世界約70カ国で商品やサービスを提供しています。
以上