EMCジャパン、高電力効率を実現したハイエンド・ストレージ「Symmetrix DMX-4」を発表
EMCジャパン、高速で安全、かつ電力効率の高いハイエンド・ストレージ
「Symmetrix DMX-4」とパフォーマンスが向上した「Enginuity」を発表
エンド・ツー・エンドの4Gb/秒設計などに加えパフォーマンスを最大で30%高速化
2007年8月7日、東京発:
EMCジャパン株式会社(略称:EMCジャパン、本社:東京都新宿区、代表取締役社長:諸星 俊男)は、本日、新たなハイエンド・ストレージ・アレイ「EMC(R) Symmetrix(R) DMX-4」シリーズを発表しました。「Symmetrix DMX-4」シリーズは、ハイエンド・ストレージ・アレイとして10年以上にわたり市場をリードしてきた「EMC Symmetrix」シリーズの最上位機種として位置づけられ、多くの革新的機能と既存「Symmetrix」のソフトウェア資産を継承することで投資の保護をも可能にした次世代ハイエンド・ストレージです。
「Symmetrix DMX-4」は、エンド・ツー・エンドの4Gb/秒設計、新しいポイント・ツー・ポイント・ファイバ・チャネル・バックエンド、最新の大容量ディスク・ドライブのサポートにより、パフォーマンス、可用性、電力効率を大幅に向上します。
「Symmetrix DMX-4」は、最新の750GB SATA IIディスク・ドライブを、高パフォーマンス4Gb/秒ファイバ・チャネル・ディスク・ドライブとともにサポートする初のハイエンド・ストレージ・アレイです。必要な電力を最大で91%削減することができ、幅広いディスク・ドライブ構成を組み合わせることで、適切なデータを適切なタイプのディスク・ドライブに配置してサービス・レベルを満たすことにより顧客は、データのアクセス性の要件を容量、電力、コストの問題と調整し、「1台のアレイ内」のストレージ階層によってアプリケーション階層を統合することができます。また、高密度化による省スペースが可能です。「Symmetrix DMX-4」アーキテクチャが持つ最大32コンカレント処理は、他に類のない高密度統合とパフォーマンスを提供します。
さらに、これらのアーキテクチャと「SymmetrixDMX-3」および「Symmetrix DMX-4」のソフトウェア基盤(ストレージ・オペレーティング環境)「Enginuity(TM)」の最新バージョンにより、総合的なスループットを最大で30%向上しています。また、最も広く使用されている顧客システム処理向けに、業界トップ・レベルのパフォーマンスを提供しています。RAID5およびRAID6構成での速度が最大で25%向上し、また、業界をリードするリモート・レプリケーション・ソフトウェア「EMC SRDF(R)(Symmetrix Remote Data Facility)」を利用すれば、最大100kmの距離における同期レプリケーションが33%高速化されます。ローカル・レプリケーション・ソフトウェア「EMC TimeFinder(R)」を利用すれば、ローカル・レプリケーションを10倍の速度で実行できるため、ポイント・イン・タイム・バックアップ、オンライン・リストア、ボリュームの移行処理時間を短縮できます。
EMCのセキュリティ部門であるRSAの高度なセキュリティ機能の統合も続けています。「Enginuity」の最新バージョンでは、「RSA enVision(TM)」により提供される監査ログとコンプライアンス・レポートの一環としてストレージ・ログを統合できるようになりました。これにより顧客は、ログで補足されたイベントに基づいて迅速な対応ができるため、コンプライアンス要件を満たし、総合的なセキュリティを向上させることができます。この新機能と、今年初頭に導入された高度なRSAの認証、許可、監査機能との組み合わせにより、情報の機密性、整合性、可用性を保護する業界で最も進んだ組み込み型のセキュリティ機能を実現しています。
さらに、EMCは2008年第1四半期に「Symmetrix DMX」向けのシン・プロビジョニング機能を導入する予定です。これにより顧客は、電力効率の向上を続けながら、ストレージの使用率をさらに向上し、ストレージの割り当てを合理化することができます。
設置面積が小さく、電力効率の高いハイエンド・ストレージを求めている顧客にとっては、「Symmetrix DMX-4 950」が、「Symmetrix DMX-4」ファミリのエントリー・モデルとなります。「Symmetrix DMX-4 950」も、iSCSIおよびファイバ・チャネル接続に加えて、メインフレーム環境での接続用にFICONをサポートしており、場所、電力、冷却リソースに制限のある顧客向けに「Symmetrix DMX-4」のすべてのパフォーマンス、機能、可用性を提供します。
EMCは、管理ソフトウェア「SMC(Symmetrix Management Console)」を通じた利便性の高い機能をハイエンド・ストレージ「Symmetrix DMX」の顧客に提供を開始します。直感的なWebベースのインターフェースを利用することによって、「Symmetrix DMX」の基本的な管理タスク(わずか3つのステップでスナップショット・セッションを構築できるタスクなど)をシンプルに実行できます。「Dynamic Cache Partitioning」と「Symmetrix Priority Controls」により「Symmetrix DMX-3」および「Symmetrix DMX-4」のパフォーマンスとサービス品質を容易に最適化できます。
◆提供について
「Symmetrix DMX-4」は、2007年8月27日から提供開始予定で、EMCジャパンおよびEMC Velocityパートナーから提供されます。また、管理ソフトウェア「SMC(Symmetrix Management Console)」は、2007年9月30日より提供開始予定です。尚、750GBのSATA IIディスク・ドライブは2007年後半からサポートされます。
【EMCジャパン株式会社について】
EMCジャパンは、あらゆる規模のお客様が、競争優位に立ち、情報からさらなる価値を創出することを可能にするために、情報インフラストラクチャ・テクノロジーとソリューションを開発、提供する世界のリーディング・カンパニーであるEMCコーポレーションの日本法人です。EMCの製品やサービスに関する情報については、以下のWebサイトをご参照ください。
http://www.emc2.co.jp/
*EMC、Symmetrix、SRDF、RSA、Enginuity、TimeFinderは、EMCの登録商標または商標です。また、RSA enVisionは、RSA Security Inc.の商標です。その他の製品の登録商標および商標は、それぞれの会社に帰属します。