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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'01.31.Fri
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2007'09.14.Fri

エプソンイメージングデバイス、PRTR対象化学物質「2-アミノエタノール」の使用を全廃

エプソンイメージングデバイス、PRTR対象化学物質 「2-アミノエタノール」の国内使用を業界に先駆け全廃


 セイコーエプソングループのエプソンイメージングデバイス株式会社(社長:有賀 修二、本社:長野県安曇野市)は、2007年7月にPRTR(環境汚染物質排出移動登録制度)対象化学物質である「2-アミノエタノール」の使用を国内全ての事業所において全廃しました。液晶業界においては、業界を先行しての達成となります。(*1)

 現在当社で使用している化学物質は約200種類ありますが、この全物質の法規制対応、環境動向などを含めて管理しています。さらに、人の健康や生態系に有害な恐れがあるなどPRTR法の第一種指定化学物質に区分されている年間100kg以上の取り扱い対象化学物質は9種類(*2)あり、これらの取扱量は、環境報告書および当社ホームページにおいて情報公開しています。さらに、1トン以上の取り扱い対象化学物質については、毎年行政機関へ報告しています。

 この9種類のPRTR対象化学物質の中で「2-アミノエタノール」は、最も使用量が多いという観点から、2003年度より『2007年度中の国内事業所での使用全廃、2008年度中の海外製造法人・蘇州エプソン(略称:SZE、中国・蘇州)での使用全廃』を目標として活動を推進してまいりました。鳥取事業所(鳥取県鳥取市)につきましては、当社の主力工場であり、その影響度の大きさからも、早期環境負荷低減に特に力をいれて取り組み、2007年1月に全廃を達成しました。また、これまで使用実績の大きかった本社につきましても、同じく早期環境負荷低減を目標に取り組み、2007年7月に前倒しして達成しました。今回の国内事業所全廃は、目標を大幅に前倒しして達成したものです。

 「2-アミノエタノール」は、液晶パネル製造前工程のひとつであるフォトリソ工程で使用するレジスト剥離(ハクリ)液に含まれる主成分ですが、品質維持とコスト両面での課題を克服しながら、このハクリ液を当社独自の代替薬液とすることにより全廃を達成しました。結果として、代替薬液の使用量も従来比較で半分以下となり、さらにコスト面においても半減するなど大きな効果を生み出すことができました。2005年度には210トンあった「2-アミノエタノール」の取扱量が全廃されたことにより、PRTR対象化学物質全体の取扱量を大幅に削減することができました。(下図参照)

 当社は、セイコーエプソングループとしての企業姿勢ならびに環境方針を踏まえ、環境に配慮した製品開発、製品含有物質の管理、リサイクル、モノづくりにおける省エネルギーや資源の有効活用といった様々な環境保全活動を展開し、今後も更なるPRTR対象化学物質の削減活動を進めてまいります。また、海外製造法人SZEにつきましても、2008年度中を目標に、2-アミノエタノールの全廃に取り組んでまいります。


以 上

*1:当社調べ。2007年7月31日現在の公開データより。

*2:2006年度実績。2006年度より2-アミノエタノール全廃までは7種類。

※添付資料あり。

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