ネットジャパン、負荷/ストレス/パフォーマンステストツール「WAPT」を出荷開始
(株)ネットジャパンがエンタープライズ市場向けに
Webアプリケーション用の負荷/ストレス/パフォーマンステストツールを
8月9日から出荷開始
(株)ネットジャパン(本社:東京都千代田区神田紺屋町8番、代表取締役:蒋 冠成,資本金:5000万円)は、エンタープライズ市場向けにWebアプリケーション用の負荷/ストレス/パフォーマンステストツール「WAPT 5.0(ワプト5.0)(日本語HELP付)」(以降、WAPTと言います)を2007年8月9日から出荷を開始します。
【製品をリリースする背景と製品概要】
インターネットをベースにしたテクノロジーの急速な進化により、多くの企業が基幹業務アプリケーションをWebに移行し、重要な収益源として活用しています。今までのLANベースのクライアント・サーバーアプリケーションからインターネットのWebベースアプリケーションへ移行すると、サーバーにアクセスするユーザー数は爆発的に増加しますが、それに伴うリスクも増大します。
米国での最近の調査によると、Webでの要求が8秒以内に完了できないと、ユーザーはそのサイトから離れていくという結果が得られました。もしも何らかの理由でサイトがダウンしていたり、ロードするリソースが多過ぎて数秒以内に情報へアクセスできなかった場合、ユーザーは他のサイトへ移動してしまいます。
WAPTは、Webサイト、Webアプリケーション向けの「負荷」「ストレス」「パフォーマンス」テストツールです。AJAXを含むサイトのテストも簡単におこなうことができます。
WAPTは、多数のユーザーの行動をエミュレートし、実際にWebサイトにアクセスして実運用時のWebサイトで発生する負荷をシミュレートします。新規Webサーバーの構築時にWAPTを使うことで、想定以上のユーザーアクセスの集中によって発生し得るアクセス負荷のトラブルやボトルネックを事前に発見し、対策を立てることが可能になります。
【WAPTの特長】
■テストシナリオを簡単に作成
従来のテストツールでは、テスト用のシナリオスクリプトの作成のために、Webやスクリプト言語の高度な知識が要求されていました。WAPTのテストシナリオは、「テストシナリオウィザード」により、簡単に作成できます。
■仮想ユーザーを作成し、できるだけ正確にシミュレート
ユーザーの実際のアクセス時の行動をエミュレートする「仮想ユーザー」を作成し、数百または数千の「仮想ユーザー」をテストランに参加させることで、実際のユーザーが閲覧した時にWebサイトにかかる負荷を計測できます。WAPTは、異なるIPアドレスからの多数のユーザーについて、それぞれ固有のパラメータ、つまりユーザーのクッキー、各種ページフォーム用の入力データ、名前とパスワード、接続スピード、サイトまでユーザーがたどる特定のパスなどを使用してシミュレートします。さらに、仮想ユーザーをできる限り実際のユーザーに近づけるために、ユーザーによるクリック間のランダム時間をシミュレートすることもできます。
■動的なWebサイトとアプリケーションのテスト
HTTP要求には、各ユーザーに固有のパラメータを含めることができます。同じタイプのユーザーやセッション内でパラメータ値が変わることがあります。たとえば、サーバーは、新規ユーザーからの最初の要求に応答して、セッション変数を送信する場合などのパラメータの使用方法を指定できます。
■柔軟な負荷レベル定義
ユーザー数を定期的に増加/減少させることができ、プロファイルごとにテストラン期間や仮想ユーザー数を指定することができます。全体の負荷はユーザーのタイプに大きく依存するため、「低速」または「高速」に設定できる新しいユーザータイプを導入することによって、全体の負荷を変更できます。
■HTTPS/SSLコンテンツのテスト(SSL 2.0とSSL 3.0のサポート)
WAPTは、SSL保護のWebサイトとアプリケーションのテストをおこなうことができます。
■わかりやすいレポートとグラフの表示
WAPTは、テスト結果をわかりやすいレポートとグラフで表示します。テスト中に表示できるため、Webアプリケーションの重要なパラメータを素早く監視し、負荷を増やしてサイトの反応を確認することができます。また、テスト結果をMicrosoftのExcel互換のフォーマットで保存することもできます。
■各種の負荷テストタイプを定義可能(キャパシティテスト/ パフォーマンステスト/ ストレステスト/ 耐久テスト)
■AJAXを使用するWebサイトについて記録することが可能
■ページヒット間の遅延(ユーザーの思考時間、つまりユーザーが現在表示中のWebページの最後のバイトを受け取ってから、このユーザーが新しいページを要求するまでの時間)のランダム化
■ユーザー接続スピードのエミュレーション
■基本認証と統合Windows認証(NTLM)のサポート(認証用として各仮想ユーザーに固有のユーザー名とパスワードを割り当てることが可能)
■すべてのタイプのプロキシサーバー(HTTP、HTTPS、SOCKS4、SOCKS5)のサポート
■セッションクッキーと永続的クッキーのサポート
■HTTPヘッダーにカスタムストリングを追加する機能
■エラーのみを表示するログオプション(エラーログ)
■IPスプーフィングのサポート(各仮想ユーザーに固有のIPアドレスを割り当てることが可能)
【必要なシステム環境】
1.CPU:Pentium 200 MHz以上のプロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ
2.OS:Windows XP/2003/2000/98/Me
3.インターネットブラウザ:Microsoft Internet Explorer 4.0以上(5.5を推奨)
4.メモリ:64MB以上のRAM(256~512MBを推奨)
5.ディスク容量:約5MBの空きディスク容量(プログラムファイル用)および50~500MBの空きディスク容量(仮想ユーザーのログおよびテストラン結果用)
6.エミュレートできるユーザー数:標準ハードウェア構成(Intel Pentium IV 2.4GHz PC、512MB RAM)でWAPTによってエミュレートできる同時実行仮想ユーザーの見積り数は、約2000です。(Windows 2000/XP/2003の場合)Windows 98/Meの場合は、ソケット数の制限から100仮想ユーザーに制限されます。
【販売参考価格と販売見込み】
WAPT 5.0はオープンプライスです。
WAPT 5.0の参考価格は以下の通りです。
※参考価格はWAPTを取扱うパートナーのサービスの提供や販売促進活動をおこなうにあたり設定した価格です。実際の取引価格や製品の販売開始日などの詳細は取扱パートナーへの確認が必要です。
WAPT 5.0 参考価格(単価、税別)
メディアキット 4,200円
WAPT 5.0 1~2ライセンス 55,000円/ライセンス
WAPT 5.0 3~4ライセンス 50,000円/ライセンス
WAPT 5.0 5~9ライセンス 45,000円/ライセンス
WAPT 5.0 10~19ライセンス 40,000円/ライセンス
WAPT 5.0 20ライセンス以上 35,000円/ライセンス
(株)ネットジャパンでは、一年間で5000万円の売上を見込んでいます。
【製品取扱パートナー】
(株)ネットジャパンでは、WAPTをネットジャパンの契約パートナー各社を通じて、エンドユーザーに販売します。WAPTの販売、エンドユーザーサポートをおこなうパートナーを随時募集していく予定です。
■WAPT販売代理店(2007/8/9現在)
株式会社プロサーブ( http://www.proserv.co.jp/ ) 営業部
(TEL)03-5925-3077 (FAX) 03-5925-3067
E-mail: sales@proserv.co.jp
【お問い合わせ先、商標】
●製品お取扱のご希望/お客様からのお問い合わせ先は、(株)ネットジャパン リテール営業部までお願いします。
(TEL)03-5256-0801 (FAX)03-5256-0802
E-mail: sales@netjapan.co.jp
●WAPTはSoftLogica LLCの商標です。本ニュースリリースで記載されているその他の製品は各社の商標あるいは登録商標です。
●詳細な製品情報は http://www.netjapan.co.jp/r/product_win/wapt/index.php をご覧ください。
(※参考画像あり)