日本チェーンストア協会、7月の販売概況を発表
平成19年7月度・チェーンストア販売概況
★ 全体の概況
平成19年7月度は、前年に比べ気温が低く、台風、梅雨明け遅れの影響から季節商材の動きが鈍く、総販売額は前年同月を下回った。
中元ギフトは生鮮ギフト、ハム、酒ギフトの動きが良かった。
※会員企業数 79社 / 店舗数 8,658店
※総販売額 1兆1,803億円 (店舗調整前) 97.7% (店舗調整後) 97.2%
<部門別の概況>
・食料品 7,119億円 (店舗調整前) 98.9% (店舗調整後) 99.1%
・衣料品 1,520億円 (店舗調整前) 90.9% (店舗調整後) 89.8%
・住関品 2,372億円 (店舗調整前) 98.6% (店舗調整後) 97.1%
・サービス 43億円 (店舗調整前) 91.3% (店舗調整後) 96.7%
・その他 748億円 (店舗調整前) 98.5% (店舗調整後) 96.1%
★ 商品別の動き
<食料品>
●農産品は、野菜は、ほうれん草、レタス、トマトは好調だが、玉ねぎ、ジャガイモなどの土物野菜や枝豆、スイートコーンなどの季節野菜は不調。果実は、りんご、グレープフルーツ、ブドウ、マンゴ、バナナは好調だが、スイカは不調。
●畜産品は、鶏肉、豚肉は好調。ハム・ソーセージの動きは良かった。
●水産品は、アジ、いわしは好調だが、カツオ、たこは不調。塩干は塩鮭は好調だが、一汐開きは不調。土用の丑は国産うなぎは伸長したものの、中国産うなぎの大幅減から全体では売り上げ減となった。
●惣菜は、温惣菜は焼き物、スナックは好調だが、中華、揚げ物は不調。要冷惣菜は和・洋とも好調。寿司、米飯の動きは鈍かった。
●その他食品は、米、調味料、インスタントコーヒーは好調。気温が低く飲料、アイスクリームは不調。菓子は和・洋とも好調。酒は好調。日配の洋風デイリーは乳製品、デザートは好調。冷凍食品は不調。和風デイリーは麺類は好調だが、練物、漬物、水物は不調。ベーカリーは好調。
<衣料品>
●紳士衣料は、ビジネスはジャケットは好調だが、スーツ、スラックスは不調。カジュアルはカットソー、シャツとも不調。服飾はドレスシャツ、ネクタイとも不調。
●婦人衣料は、外装はスーツ、ジャケット、フォーマルとも不調。トップスはカットソー、ブラウスとも不調。ボトムスはジーンズ、パンツ、スカートとも不調。
●その他衣料・洋品は、肌着、パジャマとも不調。ソックスは婦人は好調だが、子供は不調。子供服、ベビー用衣料は不調。気温が低く水着は不調。レイングッズの動きは鈍かった。
<住関品>
●日用雑貨品は、キッチン用品では、調理器物、調理用品、台所用品は好調。食器は和・洋とも好調。行楽用品、バス用品、トイレ用品は不調。玩具はゲームは好調だが、女児、男児は不調。ペーパー、紳士バッグ、旅行カバンの動きは良かった。
●医薬・化粧品は、薬品、ヘルスサポートは好調。健康食品は不調。カウンセリング化粧品は好調。一般化粧品は、メンズ、フェイスメイク、ヘアメイクは好調だが、ヘアケアは不調。
●家具・インテリアは、家具は収納用品は好調だが、籐家具などの季節家具、組み立てボックスは不調。寝具・寝装品は、布団、寝装品、タオルとも好調。インテリアはカーペット、カーテン、インテリア小物とも不調。
●家電製品は、液晶TV、クリーナーは好調だが、エアコン、扇風機、洗濯機、冷蔵庫は不調。
●その他商品は、自転車は好調。スポーツバッグ、レディーススポーツウェアは好調だが、スポーツ用具、ゴルフ用具は不調。ペット用品、園芸用品の動きは良かった。
<サービス・その他>
旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.4%であった。
また、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.3%であった。
(※ 部門別販売額などは関連資料を参照してください。)