松下、マルチICリーダライターが累計10万台販売を達成
急速に拡大する電子マネーに1台で対応
マルチアプリケーション対応非接触ICカード・リーダライタ
累計10万台販売を達成
業界初のアプリケーション・スイッチング方式に評価
松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(代表者 遠山 敬史)は、急速に普及している複数の電子マネーに1台で対応する「マルチアプリケーション対応非接触ICカード・リーダライタ(以降マルチICリーダライタ)」を、2006年9月に販売開始して以来2007年6月までの約9ヶ月間で、累計10万台の販売を達成しました。
当社は、マルチICリーダライタの第1弾として2006年9月に、POSや飲料自動販売機等に内蔵する「モジュール型」リーダライタ「JT-R311CRシリーズ」を発売。複数の電子マネーを20ミリ秒で切り替えることができる「アプリケーション・スイッチング方式」を業界に先駆けて採用し、高い評価を得ています。2007年1月には液晶表示器や効果音の音源を内蔵した「据置き型」の「JT-R210シリーズ」を発売し、「ハンディタイプ」も含め、様々なサービスに合わせた商品ラインナップの拡充を図ってきました。また当社は、ハードウェアのみならず、電子マネーのアプリケーションソフトウェアを、すべて自社で開発・生産することを基本コンセプトに商品を提供しています。これにより、様々なお客様のニーズに合わせたセキュアなサービスを実現できるなど高い評価をいただいています。
当社のマルチICリーダライタは、これまでクレジット決済端末、コンビニエンスストアPOS、セルフ方式のガソリンスタンドPOS、飲料自動販売機など多様なサービス分野で採用されています。今後はさらに、銀行ATM、タクシー用決済端末など、その利用分野は、ますます拡大するものと見込まれています。当社は幅広いサービスへ対応する商品を提供することで、お客様の信頼にお応えしていきます。
【 マルチICリーダライタの特長 】
(1)7種類の電子マネーを20ミリ秒以内の瞬時で切替え:決済時間を大幅に短縮
(2)最大14種類までの電子マネーに拡張対応が可能:1台で何でも決済
(あらかじめ電子マネーの種類を指定)
(3)国内外で普及している主要な非接触ICカード3方式に対応:決済のグローバル化にも対応
(ISO14443準拠方式等)
【 商品写真 】
添付資料をご参照ください。
【 当社の決済用非接触ICリーダライタ事業について 】
当社は2003年より、非接触ICリーダライタ(シングル)を発売開始しました。
その後、電子マネー市場の拡大に合わせ、金融・クレジット業界、自販機業界、流通業界、運送業界などの様々なサービスへ対応してきました。
またセキュア・小型化という機能に焦点を絞り、複数のサービスが融合する業界の動きに先駆けてマルチICリーダライタを発売することで、シングル型・マルチ型を併せた総納入台数で約22万台と業界トップクラスの販売数(2007年7月末現在)を達成しています。