JEITA、7月の民生用電子機器国内出荷実績を発表
2007年7月 民生用電子機器国内出荷実績
【7月の概況】
民生用電子機器の7月出荷金額は2,261億円、前年比108.8%と2ヶ月連続のプラスとなった。
分野別に見ると、映像機器国内出荷金額は、1,457億円、前年比117.0%と2ヶ月連続のプラスとなった。
音声機器国内出荷金額は、149億円、前年比84.7%で2ヶ月連続のマイナスとなった。
カーAVC機器国内出荷金額は、655億円、前年比99.7%と2ヶ月連続のマイナスとなった。
【主要製品別動向】
○7月のカラーテレビ全体計(CRT+液晶+PDP)は688千台、前年比115.7%となった。
7月の構成比(台数ベース)は、CRTが6.6%、PDPが10.7%、液晶が過去最高の82.6%となった。
○液晶カラーテレビの99%以上を占める10型以上が567千台、前年比142.1%と好調を維持している。10型以上のうち16:9が529千台、同159.2%であり、特に37型以上は137千台、同218.9%と前年倍増の高伸長となった。
○PDPは74千台、前年比160.1%と高い伸びを示し、24ヶ月連続二桁増を維持している。43型以下がPDP全体数量の約88%を占めている。
○DVDビデオは、494千台、前年比112.4%で2ヶ月連続のプラスとなった。DVD録再機の9割以上を占めるHDD内蔵型は250千台、同112.6%で6ヶ月ぶりにプラスとなり、再生機は前年比117.9%と好調が続き、4ヶ月連続のプラスとなった。
○ビデオ一体型カメラは83千台、前年比90.8%でマイナスに転じた。
○ステレオセットは77千台、前年比83.5%と、5ヶ月連続の前年割れとなった。なお、過去26ヶ月間の内、前年を上回ったのは平成19年2月のみである。
○デジタルオーディオプレーヤは367千台、前年比72.8%とマイナスに転じた。そのうちの約9割、321千台がフラッシュメモリを使用するタイプとなっている。
○HiFiスピーカシステムは32千台、前年比136.6%と、8ヶ月連続のプラスとなった。
○カーオーディオは、カーステレオ(カセット)が前年比81.9%と19ヶ月連続のマイナスとなり、出荷規模の大きいカーCDプレーヤも499千台、前年比90.2%と2ヶ月連続のマイナスとなった。
○カーカラーテレビは84千台、前年比100.3%と2ヶ月振りに前年比プラスとなった。カーDVDは23千台、117.9%と13ヶ月連続のプラスとなった。カーナビゲーションシステムは391千台、同108.2%と9ヶ月連続のプラスとなった。7月のソース別構成比は、HDD他タイプ(通信端末等含む)が65.1%、DVD-ROMタイプは34.7%であった。
○ETC車載ユニットは332千台、前年比74.3%と4ヶ月連続のマイナスとなった。
(※ 民生用電子機器国内出荷実績など、地上デジタル放送受信機器国内出荷実績は関連資料を参照してください。)