三井造船、4月に上下水道施設事業部門を会社分割し子会社へ移管
会社の分割による上下水道施設事業部門の子会社への移管に関するお知らせ
平成19年1月31日開催の取締役会において、当社は平成19年4月1日を期して、下記のとおり当社の上下水道施設事業部門を会社分割し、当社100%子会社の三造環境エンジニアリング株式会社へ承継することを決定いたしましたのでお知らせいたします。
記
1.会社分割の目的
当社の環境・プラント事業本部では上下水道施設事業を中核事業の一つとして展開してまいりましたが、当該施設普及率の向上により成熟市場となっていることや、発注形態の多様化(運営管理を含む包括契約など)により企業間の競争が激化しているなど、本事業は厳しい環境下に置かれています。
このような環境下、当該事業の方向性を検討した結果、上下水道施設事業を分割し当社100%子会社に吸収承継することを決定いたしました。
承継子会社では、設計・施工から運営管理まで一体となった機動的な事業運営や更新・改修需要に向けた新技術の市場投入を推進し事業基盤を強化してまいります。
今後、当社は環境事業の成長のため環境とエネルギーの複合分野やバイオマス利活用分野などに注力し、グループ全体で取り組んでまいります。
2.会社分割の要旨
(1) 分割の日程
分割契約承認取締役会 平成19年1月31日
分割契約締結 平成19年2月1日
分割期日(効力発生日) 平成19年4月1日
(2) 分割方式
当社を分割会社とし、三造環境エンジニアリング株式会社を承継会社とする吸収分割です。
当社は、会社法第784条第3項に定める簡易分割により株主総会の承認を得ないで本分割を行います。
(3) 株式の割当て
三造環境エンジニアリング株式会社が本件分割に際して新たに発行する株式は、普通株式1,091株であり、その全てを当社に割り当てます。
(4) 会計処理の概要
本分割は、当社100%子会社を承継会社としていますので、簿価引継法を採用します。
(5) 承継会社が承継する権利義務
承継会社が本件分割の対象事業を遂行する上で必要と判断される本件分割の対象事業に関わる資産、負債、契約及びこれに付随する権利義務を承継します。
(6) 債務履行の見込み
負担すべき債務の履行の見込みはあると判断しています。
3.分割当事会社の概要
* 関連資料 参照
4.分割により減少する資本金等
資本金は変更ありません。
5.分割する事業部門の内容
(1) 分割する事業の内容
上下水道施設事業及びこれに付帯関連する業務
(2) 分割する事業の平成18年3月期における売上高
売上高(百万円)
分割する事業(a) 1,841
当社実績(b) 293,987
比率(a/b) 0.0063
(3) 譲渡資産、負債の金額(分割時見込み)
譲渡対象の資産 約278百万円
譲渡対象の負債 約155百万円
6.分割後の当社の状況(下記のとおり、いずれも分割による変更はありません。)
(1)商号 三井造船株式会社
(2)事業内容 船舶、鉄構建設、機械、プラント等の設計、製造、エンジニアリング、建設・据付・修理、保守保全業務
(3)本店所在地 東京都中央区築地5-6-4
(4)代表者 代表取締役社長 元山登雄
(5)資本金 44,384百万円
(6)決算期 毎3月31日
7.当社業績に与える影響
上記4.項(2)の通り、分割する事業規模は当社売上高比0.63%程度であり、当社単体業績に与える影響は軽微であり、個別業績予想の修正はありません。
また、承継会社は当社100%の連結子会社であるため、連結業績に与える影響はなく、連結業績予想の修正もありません。
以上