日産ディーゼル、小型トラック「コンドル」シリーズをフルモデルチェンジ
日産ディーゼル 小型トラック「コンドル」シリーズをフルモデルチェンジして発売
日産ディーゼル工業(株)(社長 仲村 巖)は、小型トラック「コンドル」シリーズをフルモデルチェンジして、ワイドキャブを1月24日(水)から発売した。標準キャブ、セミワイドキャブは3月5日(月)から発売する。
今回発売の車両は、エクステリア・インテリアデザインを一新し、空力性能、居住性を向上させたほか、平成17年(新長期)排出ガス規制に適合させるとともに重量車燃費基準を達成した(一部車種を除く)。
また、平成19年6月から施行予定の新普通免許※に対応した、車両総重量5トン車シリーズを新たに設定した。
※運転免許制度の改正により、車両総重量5トン以上11トン未満の「中型自動車」が創設され、これに対応する免許の種類として「中型免許」、「中型第二種免許」が新設される。これにより、現行制度では、普通免許で運転可能な車両は車両総重量8トン未満までであるが、改正後は車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満までの車両が運転可能となる。(現行普通免許所有者を除く)
1.主な特長
(1)エクステリア・インテリアデザインの一新
・セミワイドキャブとワイドキャブはフロントウインドウを直立化するとともに、キャブ内の奥行きと高さを確保するスクエアなデザインを採用。空力性能を高めながら、広い室内空間を実現した。
・インストルメントパネルは波の形をモチーフにしたデザインを採用し、居住スペースの確保と見た目の開放感を実現した。さらにスイッチ類は手の動きに自然にフィットするレイアウトとした。
(2)環境性能の向上
・軽量、コンパクトな新開発の3Lインタークーラー付ターボディーゼルエンジンを搭載し、平成17年(新長期)排出ガス規制に適合させるとともに、重量車燃費基準を達成、さらに「低排出ガス重量車」の認定を取得した(一部車種を除く)。
・アイドリングストップ&スタートシステムを標準装備した。
(3)新普通免許対応車シリーズの設定
・軽量キャブの開発、フレーム、サスペンションの改良など、車両全体で軽量化を行い、従来車より200kgレベルの軽量化を実現した。これにより、新普通免許の車両総重量5トン未満という制限下においても、充実した車種バリエーションを設定した。
(4)2ペダルシーケンシャルマニュアルトランスミッション「スムーサー」の設定
・クラッチ操作が不要なこれまでのスムーサーを進化させ、縦型シフトパターン、シーケンシャルマニュアル専用ゲートの採用により、シフト操作性を向上させた。
・AT限定免許で運転可能なスムーサーをさらに進化させ、シフトレバーのアップ・ダウン操作のみで変速できるシーケンシャルマニュアル変速と自動的に変速が行える自動変速機能を付加した。
(5)盗難防止装置の標準装備
・盗難防止のため、キー、カギ穴、エンジンの暗証コードがすべて照合されてはじめて、エンジンの始動が行える電子施錠システム「エンジンイモビライザー」を標準装備した。
2.発売価格
(※ 関連資料を参照してください。)
3.国内販売目標
小型トラック「コンドル」・・・800台/年
以 上