矢野経済研究所、健診・人間ドック市場に関する調査結果を発表
健診・人間ドック市場の実態と展望2007年版
◆調査要綱
矢野経済研究所では、2008年から始まる40歳以上を対象とした特定健診・特定保健指導の義務化を前に、健診施設に対するアンケート調査並びに各種市場調査を行い、健診・人間ドック市場に関する概要をまとめた。
調査対象先: 全国健診施設
調査期間: 2006年10月~2006年12月
調査方法: 直接アンケート調査、面接取材、文献調査、各種情報整理
◆調査結果サマリー
★2008年の特定健診・特定保健指導の義務化によって、1,000億円以上の市場拡大40歳以上の健診義務化によって、国民健康保険加入者や各種健康保険の扶養者を中心とした健康診断未受診者層が基本的に受診者層に回るために、健康診断だけで約1,000億円以上の市場が拡大する。
★健康診断に関するアンケートを実施
<健診に関するアンケート調査概要>
1)調査期間: 2006年11月~2006年12月
2)調査対象者: 全国の健康診断実施施設
3)アンケート送付数: 3,931施設
4)回収数: 160(回収率4.1%)
<回収先属性>
件数 健診専門機関(内数)
民間病院 110 (68.8%) 35 (21.9%)
公的病院 23 (14.4%) 5 (3.1%)
公立病院 20 (12.5%) 4 (2.5%)
大学病院 1 (0.6%) 0 (-)
公益法人 6 (3.8%) 1 (0.6%)
計 160 45 (28.1%)
<アンケート結果のポイント>
・1日(日帰り)ドック、2日(宿泊)ドックを比較して、相対的に1日(日帰り)ドックは活況で、2日(宿泊)ドックは下降傾向にある。
・健診施設機能評価については、取得に対して前向きな回答が多い。
・特定健診・特定保健指導体制の義務化における影響については、特定保健指導体制、健診事業を強化するところが多い。また、健診収入UPと見込むところが20%を超えている。
・特定保健指導体制について、半数以上が未定であるが、新規採用と現職員対応は約20%の同数の結果が出ている。また、外部委託については、5.5%と少ない。
◆資料体裁
発刊日:2007年1月19日 体裁:A4判464頁 定価:110,250円(税込み)