NHK、欧州の公共放送研究機関とスーパーハイビジョンなどの研究で連携
NHK、欧州の公共放送研究機関と研究連携へ
~スーパーハイビジョンなどの研究開発で協調~
○ NHKは、将来の放送サービスに向けた研究開発や成果の実用化・国際標準化を効率よく推進するため、欧州を代表する公共放送BBC(英)、RAI(伊)、IRT(独)の研究所と相互連携の協定を締結します。
○ これまでもNHKは、各国の公共放送の研究機関との連携をはかってきました。昨年9月のスーパーハイビジョン展示を行ったIBC(International Broadcasting Convention、オランダ・アムステルダムで開催)等で、各放送機関の首脳へ積極的な働きかけを行いました。
NHKは「これからは競争だけではなく、さらなる協調が重要である」と主張し、今回、ジョイントミーティングを開催することになりました。
○ ジョイントミーティングは、2月7日から8日にかけて、NHKの放送技術研究所で開催します。メンバーとしてEBU ( European Broadcasting Union)技術局長のフィリップ・レーベン氏を団長にBBC、RAI、IRT の研究所長が参加します。欧州の放送技術研究機関の首脳がそろってNHKを訪問するのは初めてです。
○ 各研究所の間で、情報の共有の促進、共同プロジェクトの検討、職員の相互派遣の促進、研究成果の共有の促進、および定期的なジョイントミーティングの開催などについて協定書の調印を行う予定です。その他、各機関の研究開発の現状・課題や中長期展望や個別の項目について連携のあり方、研究の評価について議論し、スーパーハイビジョンをはじめとするさまざまな研究テーマについて具体的な協調についての話合いを行います。
○ 世界的に公共放送の研究機関が協力することにより、世界的な動向やニーズの把握が進み、より視聴者に役立つ研究開発ができるようになります。NHK は今後も情報通信分野の研究機関との国際連携強化に積極的に取り組んでいく予定です。