大日本印刷、ICキャッシュカードを商店街などの会員証として活用するパッケージを販売
大日本印刷 ICキャッシュカードを会員カードとして活用する
『FeliCaポケット・金融パッケージ』の販売を開始
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、地方銀行などの金融機関が発行するICキャッシュカードを、地元のスーパーや商店街の会員証として活用する『FeliCaポケット・金融パッケージ』の販売を、2月13日より開始します。
【背景】
ICキャッシュカードの発行が本格化し、差別化のため、電子マネーも利用できるFeliCa機能付きICキャッシュカードを発行する金融機関が増えつつあります。一方、スーパーや商店街の間でも、電子マネー機能を搭載したFeliCaカード会員証の発行が活発になっています。
『FeliCaポケット・金融パッケージ』では、ICキャッシュカードに搭載された「FeliCaポケット」により、提携先加盟店が、ポイント、クーポン、会員証などの多様な機能を利用することができます。地域社会の振興や街づくりなど、地域密着サービスの構築に取り組む金融機関に対し、銀行のサービスに加え、地元の提携先加盟店が利用できる機能を付加することにより、ICキャッシュカードの効果的な活用を促進するものです。
【パッケージの概要】
1. 製品構成
・ ICキャッシュカード
本パッケージでは、接触ICカード、非接触ICカード両方の機能を備えたFeliCaデュアルインターフェイスカードを使用します。会員証、ポイントカード、電子クーポンなどのサービスを、カード発行後でも追加し、利用することができる「FeliCaポケット」を搭載しています。
・ 提携先加盟店向けシステム
FeliCaポケット専用ICカードリーダライタと、簡易的な会員管理アプリケーションプログラムを提供します。大規模な会員管理システムについても、オプションでASPサービスの提供が可能です。
2. 特長
金融機関は、ICキャッシュカードの多機能化により利用者にカード1枚で多くの利便性を提供できるため、カード携帯率や利用率アップにつなげることが可能です。また、『FeliCaポケット』の利用に関する提携を通じて地元企業との結びつきを強化できます。提携先加盟店へ貸与する領域について課金する仕組みを構築することで、発行コスト削減を図ることも可能です。
提携先加盟店は、ICキャッシュカードを会員証として利用することで、カード発行費用を抑えることができます。また、FeliCaポケット専用ICカードリーダライタは、低価格で、POSレジ改造が不要なスタンドアローン型なので、サービスの導入が容易です。
【売上げ見込み】
本サービスに関連して、2007年度から2年間で10億円の売上げを見込んでいます。
※ FeliCaおよびFeliCaポケットはソニー株式会社の登録商標です。
※ FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。