MCJ、アロシステムの完全子会社化で株式譲渡契約書など締結
アロシステム株式会社の株式取得及び簡易株式交換による
完全子会社化に関するお知らせ
当社は、平成18年12月21日付「アロシステム株式会社の株式取得及び簡易株式交換による完全子会社化に関する基本合意書締結のお知らせ」において、当社及びアロシステム株式会社(代表取締役:大野三規、本社:大阪府大阪市、以下「アロシステム」)が、当社によるアロシステムの株式取得、及び当社を完全親会社、アロシステムを完全子会社とする簡易株式交換(以下、株式取得とあわせて「本件統合」)に関する基本合意を行った旨をお知らせしておりましたが、平成19年2月8日開催の当社取締役会において、基本合意に基づく株式譲渡契約書及び株式交換契約書をそれぞれ承認し、正式締結に至りましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本件統合の目的
当社は、創業以来、BTO(Build To Order:受注生産)システムを用いたホワイトボックスPC(ブランディングよりも価格面・機能面にフォーカスしたオリジナルブランドPC)の製造・販売によって事業を拡大してまいりました。平成19年1月現在においては、PCを起点としたあらゆるサービスを網羅的に提供する「MCJグループ」を形成するに至っておりますが、依然PCハードウェア本体の製造・販売をグループ内の中核事業と位置付けており、製品の品質向上、低価格化、サポート体制の強化、そして市場におけるシェア向上が恒久的な課題となっております。
一方、アロシステムは、「パソコン工房」ブランドで、PCハードウェア本体の製造・販売、及びPCパーツの小売事業を全国的に展開する、オリジナルブランドPC界の雄であり、1990年の創業以来着実な成長を遂げてまいりました。平成19年1月現在においては、関西地区を中心に全国89店舗の販売店・小売店を運営しており、「Faith Internet Shop」や「TWO TOP」等、業界屈指のパーツショップを同時に展開しております。
昨今の日本国内におけるパソコン市場におきましては、付加機能や付属ソフトがあらかじめ豊富に搭載された、いわゆる「ナショナルブランドPC」が依然として支持される傾向にあるものの、1世帯あたりのPC普及率が飛躍的に向上し、セカンドマシン、サードマシン需要の高まりとともにユーザーニーズは多様化する傾向にあり、必要な機能・ソフトを自由に選択できるホワイトボックスPCへの注目度は徐々に高まりつつあります。
当社及びアロシステムは、平成17年8月以降、資本・業務提携を進め、共同購買・共同生産機構として「PC・JAPAN」(LLP)を立ち上げる等、国内ホワイトボックスPCのシェア向上に向けて協力体制を築いてまいりましたが、これまでの成果をふまえ、さらなる部材コストや物流コストの低減、製品品質の向上、そして大手外資系メーカーの価格攻勢に耐えうる強固な企業体質の構築のためには、PC事業の包括的な統合を行うことが両社にとって最良の選択であると判断し、本件統合を決定いたしました。
本件統合の実現により、相互の経営資源を最大限に活用することができ、ノウハウの融合による競争力強化、既存店舗を利用した全国的なサポート展開、PC・JAPAN構想の推進によるPC及びPC周辺事業会社の新規参入等、様々な効果が期待され、MCJグループがPC業界における確固たるポジションを獲得するためのさらなる飛躍ができるものと考えております。
2.本件統合の要旨
※ 関連資料参照
以上