エスケイネット、地デジの音声放送に対応した業務用受信機を発売
デジタルラジオ放送業務用受信機「SK-DR1000」発売開始
本日、エスケイネット株式会社(以下エスケイネット 本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:妹尾 兼)は、株式会社TBSラジオ&コミュニケーションズ(以下TBSラジオ 本社:東京都港区、代表取締役社長:清水 洋二)と共同開発をした地上デジタル音声放送に対応した放送用業務用受信機「SK-DR1000」を発売開始いたします。本受信機は社団法人電波産業会(以下ARIB)が策定したデジタル放送用受信装置標準規格(ARIB STD-B30)及び地上デジタル音声放送運用規定(ARIB_TR-B13)に対応しており、地上デジタル音声放送用標準受信機として本件が業界初となります。
【 背 景 】
地上デジタルラジオは21世紀の新たな放送サービスの実現に向けて、ラジオ局、通信事業者、商社、機器メーカ(賛助会員含む)などによって、社団法人デジタルラジオ推進協会(Digital Radio Promotion association)を設立し、規格検討および、東京と大阪で実用化試験放送を行っています。東京では、現状のテレビ第7チャンネル4メガヘルツ帯域(188メガヘルツ~192メガヘルツ)を8セグメントに分割して、3セグメント放送1チャネル、1セグメント放送5チャネルの放送を実施しています。
地上デジタルラジオの特色は、CD並みの高音質に加え、文字・静止画・簡易動画や双方向など多彩なデータ放送の提供が可能なことです。
【 詳細・特徴 】
エスケイネットが今回TBSラジオと共同開発した放送業務用標準受信機は、各チャンネルのコンテンツ充実による本格的放送を控え、コンテンツ事業者の充実したコンテンツや新たなサービスの開発を推進するとともに、本放送が開始された際の、安定した放送運行の監視やハードウェア設備の投資コストの廉価を具現化したものです。
本機の特色として、H.264/AVCとAAC SBRデコーダ、およびP2プロファイル対応ブラウザを搭載しています。アンテナからの地上デジタル音声放送受信はもちろん、放送前のコンテンンツの確認に必要とされるTSファイルの再生、さらにBMLファイルでの表示が可能です。再生する映像と音声及び電子番組情報(EPG)などは、それぞれディスプレイ及びスピーカに出力します。また、受信したTSデータをファイルとして保存することも可能です。また、放送送出監視業務に必要な受信レベル、ビットレート、TS情報、音量メータなどストリームの情報表示機能も備えています。
*製品仕様などは、添付資料をご参照ください。