日本フードサービス協会、1月の外食産業市場動向調査を発表
日本フードサービス協会加盟会員社による
外食産業市場動向調査
平成19年1月度結果報告
社団法人日本フードサービス協会(略称:JF=ジェフ 本部:東京都港区 会長:米濱和英)では、協会会員社を対象とした外食産業市場動向調査の平成19年1月度分の集計結果をまとめました。「外食産業市場動向調査」は、新規店も含めた外食市場の全体的な動向や業態の変化を把握する「全店データ」と既存店ベースによる店舗の経営状況・動向を探る「既存店データ」を業態別に集計し、前年同月比の指標として表しております。
<全店ベース(新規店も含めた)による外食市場の動向>
トータル売上は前年同月比105.0%
暖冬で客数が大きく伸びる
<全体概況>
外食産業の新規店も含めた全店ベースによる全業態トータルの1月度売上状況は、前年同月比105.0%と前年を5.0%上回った。売上の大幅増は客数が104.3%と大きく伸びたことによる。今年の1月は昨年に比べ日曜日が1日少なかったものの、暖冬で好天にも恵まれ客足が伸びた。
業態別の売上では、ファーストフード、ファミリーレストラン、ディナーレストラン、パブ/居酒屋、喫茶の各業態が前年を上回った。客単価は100.6%と昨年4月以降前年を上回る状態が続いている。
既存店の売上は、101.9%と前年同月を1.9%上回り、昨年9月以来のプラスとなった。
<業態別概況>
■ファーストフードの業態は、全体の売上は前年同月比106.4%と前年を大きく上回った。客単価は100.1%とほぼ前年並みであったが、客数が106.3%と増加した。分野別の売上では、和風(牛丼など)と麺類、その他(カレー、アイスクリームなど)で客数が増え売上も前年を大きく上回った。
■ファミリーレストランの業態は、全体の売上は102.4%と前年を2.4%上回った。客数は100.9%、客単価も101.5%とともに前年を上回り、売上はアップした。分野別の売上では、洋風と和風、焼肉が前年を上回ったが、中華は客数が減少し前年を下回った。
■パブ・居酒屋の業態は、全体の売上は111.6%と2桁の増加となった。店舗増で客数が106.3%と増え、客単価も105.0%とアップしている。分野別ではパブ・ビヤホール、居酒屋ともに売上はプラスとなった。
■ディナーレストランの業態は、客単価が97.5%と下落したが、客数は105.0%と増え、売上は102.4%と前年を2.4%上回った。
■喫茶の業態は、客数103.0%、客単価101.0%ととも前年アップし、売上は104.0%と前年を4.0%上回る結果となった。