IDC Japan、国内データセンターサービス市場規模予測を発表
国内データセンターサービス市場規模予測を発表
・2006年の国内データセンターサービス市場は、前年比15.2%増の5,930億円
・コロケーションサービス、ITサービスの利用が増加
・災害対策やコンプライアンス対応へのニーズも市場拡大を促進
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内データセンターサービス市場規模予測を発表しました。これによると2006年の国内データセンターサービス市場は、前年比15.2%増の5,930億円となり、2010年には、9,854億円に達するものと見ています。同市場は、コロケーションサービス、ホスティングサービス、ITサービスのカテゴリ別に投資予測を出しています。
2006年の国内データセンターサービス市場は、企業のサービス拡充、顧客増加によるサーバー増強や、金融機関におけるバックアップサイトの構築に対する需要が増えており、コロケーションサービスや、バックアップサービスなどのITサービスの利用増加がみられました。また、「不正侵入検知/予防サービス(IDS/IDP)」、「災害復旧(データの保管など)」、「セキュリティポリシーの設定」といったセキュリティサービスの需要も伸張しています。情報漏洩対策や、外部からの不正攻撃に対するユーザー企業の対策へのニーズが急速に高まっているといえます。
一方、首都圏のデータセンターでは、ベンダーによる施設増床が続いており、今後も増床や新規施設の開設があることから、物理的な不足感は当面解消に向かうとみています。ただし、今後は供給側に余裕ができることによって、新規顧客の獲得競争が高まることも予想されます。
IDC Japan ITサービス マーケットアナリストの中尾 晃政は「昨今の災害によるシステムダウンや、情報漏洩事件の頻発などから、企業が安全で安定したシステムの運用/管理を維持することが重要な課題になってきている。ベンダーは、ユーザー企業が期待するシステムの確実な安定運用と、セキュリティ対策などのITサービスの充実と共に、顧客との長期的な関係を構築していくことがますます重要となってくるであろう」と述べています。
今回の発表はIDCが発行したレポート「国内データセンターサービス市場 2006年の分析と2007年~2010年の予測」(関連リンク参照)にその詳細が報告されています。本調査レポートでは、2006年~2010年の市場規模を予測するとともに、2006年11月に実施したユーザーサーベイ「国内データセンターサービスに関する調査」の結果を分析し、ユーザー実態から示される同市場の浸透度、課題をまとめています。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
<レポート概要>
国内データセンターサービス市場 2006年の分析と2007年~2010年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/ItOutSourcing/j6100107.html
<参考資料>
国内データセンターサービス市場 カテゴリ別投資額予測 2006年~2010年
(関連資料参照)
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URL: http://www.idcjapan.co.jp