三井化学、インドでエラストマー事業の市場開発支援などでデリー市に駐在事務所を開設
インド駐在事務所の開設について
当社(社長:藤吉建二)は、この度、インドのデリー市内にインド駐在事務所を設置し、本日開所式を行います。本駐在事務所はエラストマー事業の市場開発支援の加速、および全社横断的なインド市場調査・市場開発支援・インド各州の事業環境調査等を目的としており、インドにおける当社初の拠点となります。なお、組織上は、シンガポールに本社を置く当社100%出資の三井化学シンガポール社(本年4月1日に「三井化学アジアパシフィック」社に改称予定)内に設置いたします。
<インド駐在事務所の概要>
1.名称 三井化学シンガポール社インド駐在事務所
2.役割 エラストマー製品(タフマー(R))の市場開発支援
およびその他事業の市場調査・市場開発支援・事業環境調査等
3.設立年月日 2006年11月13日
4.人員体制 駐在員2名・他3名計5名
5.所在地 デリー市サケット
エラストマー事業については、タフマー(R)(α―オレフィンコポリマー)を中心に自動車や包材用途を主とした市場開発支援を行います。タフマー(R)は、主に熱可塑性汎用樹脂の改質材や軟質成型材料として使用される製品であり、現在当社は同製品分野において世界トップレベルのシェアを占めております。急速に拡大するインド市場での事業活動を強化し、今後世界トップレベルシェアの維持および拡大を目指します。
さらに、エボリュー(R)(メタロセン直鎖状低密度ポリエチレン)・PTA・電材製品等のインド市場開発支援、およびポリプロピレン(以下PP)自動車材の需要拡大に対応するためPPコンパウンド等の現地事業化に関わる支援を行っていきます。
当社は、今般作成したグランドデザイン(三井化学グループの経営の基本骨格)の中で、目指すべき企業グループ像(「化学」「革新」「夢」の三井化学~絶えず革新を追求し、化学のちからで夢をかたちにする企業グループ)と長期経営目標を新たに定め、その実現のために3つの事業ポートフォリオ(機能材料事業、先端化学品事業、基礎化学品事業)を構築しました。今後著しい成長が見込まれるインド市場の積極的な開発などを通じ、各事業の拡大を図って参ります。
以上