2007'08.09.Thu
帝人化成、光学ひずみが小さく屈折率が高いポリカーボネート樹脂を開発
光学ひずみが小さい新規ポリカーボネート樹脂
「パンライト(R)SP」開発!
帝人化成株式会社(本社:東京都千代田区、社長:佐野 喜八郎)はこのほど、光学ひずみが小さく、屈折率が高い新規ポリカーボネート(PC)樹脂「パンライト(R)SP-1516」と「同-1715」を開発しました。
光学レンズは、小型・軽量化、低コスト、非球面化などへの対応から樹脂化が進んでいますが、これまでのレンズ用樹脂は屈折率を高めると光学ひずみが出やすく、高画素化への対応が難しくなっていました。これに対して「パンライト(R)SP」は、既存のPC樹脂を分子設計から見直し、特殊ビスフェノールを原料に使用することで、光学ひずみを大幅に抑え、屈折率1.61以上という高屈折率を実現。耐加水分解性にも優れ、長期使用や使用環境の変化などにも性能劣化を起こしにくいことから、カメラレンズのほか、光学センサー、産業用レンズ、光学フィルムなどの光学部品に適しています。
帝人化成ではこれ以外にも、同等の屈折率でガラス転移温度が180℃を超える「パンライト(R)SD-1414」を商品化しており、耐熱性が必要な車載カメラ用レンズなどに展開しています。
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