アステラス製薬、つくば市の御幸が丘研究センター内に新棟建設で約300億円投資
御幸が丘研究センター(つくば市)新棟建設のお知らせ
-研究所の研究機能別再編-
アステラス製薬株式会社(本社:東京、社長:野木森雅郁、以下「アステラス製薬」)は、御幸が丘研究センター(茨城県つくば市)内に新棟を建設しますのでお知らせします。なお、本日建設予定地にて起工式を行います。
このたび建設される新棟は、御幸が丘研究センター内に地上6階、地下1階の研究棟3棟(6号館、7号館、8号館)と全ての研究施設をつなぐ居室棟と厚生棟(会議室・食堂他)からなり、延べ床面積約85,000m2の施設となります。研究棟は最新の化合物保管自動倉庫などの技術を取り入れるとともに、研究テーマに応じた最適な体制で迅速に研究に取組めるよう研究設備の配置をフレキシブルに変更できる仕様となっています。居室棟は研究員のコミュニケーションが常に可能になるようオープンフロアー方式を採用しています。また、環境にやさしいエネルギー供給システムを採用し、CO2排出量を大幅に削減する設計となっています。これらに加え、既存の施設についても改修を行います。なお、新棟の完成は2008年8月を予定しており、総工費は約300億円となります。
アステラス製薬は国内において、創薬・開発研究を担う研究施設として、御幸が丘研究センター、東光台研究センター(茨城県つくば市)、東京研究センター(東京都板橋区)、加島事業場(大阪府大阪市)を有し、8研究所体制で「グローバル製品の継続的な創製」を目指しています。
このたび分散している研究機能の再編を行い、創薬研究を担当する分子医学研究所、探索研究所、薬理研究所、化学研究所、創薬推進研究所を御幸が丘研究センターに集約するため新棟を建設することにしたものです。また、醗酵研究所を東光台研究センターに、開発研究を担当する代謝研究所、安全性研究所を加島事業場に集約し、東京研究センターを閉鎖する予定です。
アステラス製薬は、研究機能を再編することにより、新薬創製のスピード化と研究の高質化を実現するとともに、重複している研究設備や時間を含むコストの効率化を目指します。
以上
新棟の概要
所在地 茨城県つくば市御幸が丘21
建築面 積約21,000m2
延床面 積約85,000m2
施設 研究棟3 棟、居室棟、厚生棟(会議室・食堂他)ほか
着工予定 2007年3月
竣工予定 2008年8月
総工費 約300億円
完成後の御幸が丘研究センターの概要
敷地面積 約153,000m2
建築面積 約32,700m2
延床面積 約140,000m2(現在の2.6倍の面積になる)
施設 研究棟8棟、居室棟、厚生棟、エネルギー棟など