ティアック、3カ年の新中期事業計画を策定
新中期事業計画の概要について
当社はこの程、2007年3月末で終了する現行の中期事業計画に続いて、経営上の主要施策、事業戦略及び数値目標などを定めた3ヵ年の中期事業計画を策定いたしました。
新中期事業計画においては、成長領域への経営資源のシフトによる収益力の強化、外部環境の変化に左右されない収益構造の確立、及び強固な財務基盤の確立を目標とし、計画最終年度である2010年3月期には、連結売上高営業利益率4%以上、連結自己資本比率25%以上、実質有利子負債ゼロを目指します。
新中期事業計画を着実に遂行し、業績の安定、拡大を図り、お客さまに対してはより満足度の高い製品の提供に、株主の皆様に対しては配当の復活、株式価値の向上に向けて努力してまいる所存でございます。
1.現行の中期事業計画について
再建計画と位置付けた現行の中期計画に基づき、収益構造の改善、組織・執行体制の改善を主要目標に掲げ、計画の達成に取り組んでまいりました。
しかしながら、課題であった光ディスク・ドライブ事業領域において、予想を上回る市況の悪化(価格下落)に見舞われるなど厳しい経営環境が続き、当該部門において大幅に計画未達となる見込みです。また、コンシューマ事業部門に属する不採算の海外子会社の処理が遅れたことから、計画を上回る損失の拡大を招き、比較的好調であった当該部門の業績の足を引っ張る結果となりました。
この結果、計画最終年度の目標値である、売上高1,085億円、営業利益41億円、経常利益24億円に対し、連結通期業績予想では、売上高680億円、営業利益12億円、経常利益2億円と、計画目標値を大幅に下回る見込みです。
これらに対する分析、反省を踏まえ、新中期事業計画では、光ディスク・ドライブ事業を含む周辺機器事業の抜本的な収益構造の改善を図ります。また、海外子会社については、不採算の子会社の閉鎖を今期中に終了し、残る海外拠点についても引き続き管理体制を強化し、収益力の向上を図ります。
2.新中期事業計画の概要
<位置付け>
2008年3月期を初年度とする3ヵ年計画とし、計画期間である3ヵ年を安定成長に向けた基盤を確立する期間と位置付けます。
*以下、詳細は添付資料をご参照ください。