システムインテグレータ、Web2.0対応のECサイト構築パッケージソフトを発売
Web2.0に対応するECサイト構築パッケージソフト
「SI Web Shopping B to C版 Ver9」をリリース
株式会社システムインテグレータ(代表取締役:梅田弘之、本社:さいたま市南区 証券コード3826)は、CRM機能やダイレクトマーケティング機能を強化し、Web2.0に対応したECサイト構築パッケージ「SI Web Shopping BtoC版 Ver9」(以下「SI Web Shopping」)を2007年3月1日付でリリースし、販売を開始します。
また、株式会社エイジア(代表取締役:江藤晃、本社:東京都品川区 証券コード2352)から技術供与を受け、同社CRMアプリケーションソフト製品「WEB CAS」のメール配信技術に基づくオプション機能を搭載するとともに、SBIベリトランス株式会社(代表取締役:沖田貴史、本社:東京都港区 証券コード3749)と提携して、「Veritrans電子マネー」による電子マネー決済機能を搭載しました。
■EC市場動向
経済産業省が昨年6月26日に発表した「平成17年度電子商取引に関する市場調査」、http://www.meti.go.jp/press/20060626003/20060626003.htmlによると、2005年度の日本のEC(電子商取引)分野のB to C(消費者向け)市場規模は3.5兆円にのぼり、EC化率も1.2%に達しています。また、今後の動向においても、NRI野村総合研究所が昨年12月19日に発表した「国内IT主要市場規模予測」」http://www.nri.co.jp/news/2006/061221.htmlによると、同市場規模は2006年度に3.82兆円、2007年度には4.42兆円と高い成長を続け、2011年度には6.43兆円に達すると予測されています。
このような市場の成長に伴い、ECサイト構築を実現するためのパッケージソフトウェアに期待とニーズが高まっています。弊社では、今後ますます小売企業が実店舗と平行したネット販売を推進するとともに、川上である卸売やメーカーの各企業もECによる直接販売を加速すると予想しています。
■ECアプリケーションの動向
上記の経済産業省発表によると米国のEC化率は日本の2倍の2.4%であり、市場規模も5倍弱の16兆円に上っています。また、ECアプリケーションの利用状況に関しても、日本では自社開発のアプリケーションやASPサービスの利用が多いのに対し、米国ではパッケージソフトをカスタマイズした利用が高いとの結果が出ています。今後日本のEC化率が米国のように高まるにつれ、ECは単なるネット系ソフトではなく、会計や販売管理などの基幹業務の一種という位置づけになり、それらの業務アプリケーションと同様にパッケージの利用率が大幅に増加すると見込んでおります。
■ECサイトのWeb2.0対応
EC市場の急拡大に伴い、リアル店舗対ECの図式だけでなくECサイト間での顧客獲得競争が激化してきました。その結果、価値ある情報を提供する便利で魅力的なECサイトの構築ニーズが強くなっています。今回リリースする最新版では、これらのニーズに対応するためにWeb2.0機能を全面採用しています。例えば、顧客同士の口コミ機能、商品リコメンド機能、RFM分析などのCRM機能に加え、今後のネット通販サイトに不可欠な顧客ごとのおすすめ商品を自動表示する機能、商品ごとの顧客嗜好分析結果に基づき、類似商品販促時に一括メール送信を行える機能などを搭載しました。ECサイトは、商品を並べて売って決済するだけのサービスでは成立しない局面に入っています。
■高機能CRMソフトとECソフトの連携
今回の最新版は、ネット販売を行うための基本機能完備はもとより、顧客を常連客として囲い込むCRM(顧客関係管理)や購買データ、ログなどの分析機能を強化しています。また、オリジナルのCRM機能やダイレクトマーケティング機能強化に加え、株式会社エイジアのCRMアプリケーションソフト「WEB CAS」(http://webcas.azia.jp/)との技術連携により、その技術を活用し弊社製品「SI Web Shopping」にCRM関連のオプション機能を搭載しました。
当該オプション機能で店舗に顧客を集め、「SI Web Shopping」で商品を購入する、その購買情報を利用して、さらにリピート顧客を呼び込むという一連の流れが実現します。新規顧客が飛び込みで来店する率がリアル店舗に比べて低いとされるECサイトでは、このような集客とリピート購買を実現する手段が非常に重要であると考えています。
■「WEB CAS」との技術連携(MIJSコンソーシアム連携の第一弾)
「WEB CAS」は、株式会社エイジア(代表取締役:江藤晃、本社:東京都品川区 証券コード2352)が開発したCRMアプリケーションソフトで、メールを使った顧客マーケティングを効率的に行うものです。両社は、昨年8月に発足したMIJS(メイド・イン・ジャパン・コンソーシアム)に加入しており、集客と店舗という両製品の特徴が最大に活用できると判断して技術連携を行うことにしました。
「WEB CAS」から技術供与を受けることにより、「SI Web Shopping」でもオプション機能を使用して、顧客に送付したHTMLメールの開封率やURLクリックカウント率(メールを見てお店に来てくれた率)、購入コンバージョン率(メールを見て買ってくれた率)といった顧客動向の情報を取得可能となりました。
今回の連携では、「WEB CAS」から技術供与を受け、「SI Web Shopping」にオプション機能として搭載し、弊社でオプションとしてバンドル販売します。
注)(MIJSとは、日本のトップクラスの製品を持つパッケージベンダが集結して、互いの製品を連携して良いソリューションを顧客に提供することを目的としたコンソーシアムです。
■電子マネー決済対応(「SBIベリトランス」との連携)
上記の経済産業省発表によるとECの決済手段に関しては、日本ではクレジットや代金引換払い、現金振込、現金などが高い結果が出ています。一方、米国では幅広い決済が使われており、日本で0.0%となっている電子マネーも米国では8.4%と高い率になっています。
このような状況の中、今回リリースした「SI Web Shopping」では、SBIベリトランス株式会社(代表取締役:沖田貴史、本社:東京都港区 証券コード3749)と提携して、「Veritrans電子マネー」による決済機能を搭載しました。ECサイト運営者は、これまでのクレジット決済やコンビニ決済、銀行振込、代引きなどに加えて、これらの新決済の中から顧客の年齢層などに合わせた決済を自由に選択できるようになりました。
■「SI Web Shopping」について
(1)1996年3月にリリースした日本初のECソフト
(2)11年間で約900サイトもの導入実績があり多くのサイトで使われている。
(3)ソースコードも完全公開しており、お店のニーズに合わせて柔軟にデザインや機能を 変更可能
(4)携帯3キャリアに対応し、PCでも携帯電話でもショッピング可能
(5)日本初の電子マネー決済標準対応
⇒詳しくは、http://www.sint.co.jp/siws/をご参照ください。
■「WEB CAS」について
(1)マルチプラットフォーム対応、複数データベース対応のeCRMパッケージソフト
(2)350社以上の利用実績
(3)ネットとリアルを融合させたハイブリッドオペレーションが可能
(4)アウトバウンドeメールパッケージ、インバウンドeメールの共有管理パッケージ、モバイル向け高速MTA等の豊富なラインナップ
⇒詳しくは、http://webcas.azia.jp/をご参照ください。
■販売目標(2007年度)
「SI Web Shopping」によるECサイト構築関連のビジネスで4億6千万円
■会社概要
会社名 :株式会社システムインテグレータ
証券コード:3826 (東証マザーズ)
所在地 :さいたま市南区沼影1-10-1ラムザタワー7F
設 立 :1995年3月
代表者 :代表取締役 梅田 弘之
資本金 :3億5,707万円
URL :http://www.sint.co.jp/
事業内容:業務用パッケージ開発、コンサル(ERP、EC、e-learning等)
会社名 :株式会社エイジア
証券コード:2352 (東証マザーズ)
所在地 :東京都品川区東品川4-12-6品川シーサイドフォレスト 日立ソフトタワーB13F
設 立 :1995年4月
代表者 :代表取締役 江藤 晃
資本金 :3億2,242万円
URL :http://www.azia.jp/
事業内容 :CRMアプリケーションソフト「WEB CAS」の開発・販売、
ウェブサイトおよび企業システムの受託開発、
ウェブコンテンツの企画・制作
※「WEB CAS」は株式会社エイジアの登録商標です。
※「VeriTrans」「ベリトランス」はSBIベリトランス株式会社の登録商標です。
※「SI Web Shopping」は株式会社システムインテグレータの登録商標です。
※本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用下さい。
以 上