リニアテクノロジー、小型スタンドアロン・リニア・バッテリ・チャージャ「LTC4095」を発売
リニアテクノロジー、新製品「LTC4095」を販売開始
2mm×2mm DFNパッケージのサーミスタ入力付きUSB互換950mA
スタンドアロン・リチウムイオン・ポリマー・バッテリ・チャージャ
2007年3月1日-リニアテクノロジーは、デバイス本体や周囲の部品を過熱なしに最大950mAで1セル・リチウムイオン/ポリマー・バッテリを充電する、完全に集積化された小型スタンドアロン・リニア・バッテリ・チャージャ「LTC4095」の販売を開始しました。LTC4095は-40℃~85℃での動作が定格され、1,000個時の参考単価はいずれも145円(税込み)からで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。
このフル機能のUSB互換デバイスは、NTCサーミスタ入力、トリクル充電、C/10検出付きタイマ終了、自動再充電に加えて、デジタル高電力選択入力(HPWR)ピン(充電電流をプログラムされた値の100%または20%に設定)とサスペンド・モード入力(SUSP)ピンを装備しています。スタンドアロン動作により、マイクロプロセッサなしで充電を終了できます。
LTC4095を使用して完全なチャージャ・ソリューションを実現するのに必要なのは2個のディスクリート部品(入力コンデンサと充電電流設定抵抗)だけで、このソリューションは高さの低い(0.75mm)2mm×2mmの8ピンDFNパッケージを使用したコンパクトなフォームファクタに対応します。
アプリケーションには、デジタル・スチール・カメラ、携帯POSおよび診断機器、携帯電話、ワイヤレス・ヘッドセット、メディア・プレーヤ、USB装備のハンドヘルド機器などがあります。
LTC4095は外付けのMOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要です。特許取得のサーマル・レギュレーション回路を搭載しているので、高電力または高周囲温度動作時に充電電流を低減することにより、デバイスの接合部温度が105℃を超えるのを防ぎます。NTCサーミスタ入力は、温度規定充電に使用することができます。充電電流は入手に困らない標準抵抗で調整可能です。このデバイスは最大5.5Vの電源で動作するように設計されており、USB仕様を満たし、5VのACアダプタ入力を使用できます。サスペンド・モードでの消費電流はわずか11μA、バッテリ流出電流は2μA以下です。また、LTC4095は、ブリンキングによる不良バッテリ検出表示などの4つの充電表示状態、ガスゲージ用の充電電流モニタ出力、0.6%精度の4.2Vフロート電圧、5%の充電精度も特長としています。
LTC4095の特長
・2mm×2mm DFNパッケージの完全/スタンドアロン・リニア・チャージャ
・5%精度で100mA~950mAの範囲でプログラム可能な充電電流
・USB充電アプリケーション向けのHPWRおよびSUSP入力
・C/10充電電流検出出力を備えた安全タイマ終了
・外付けMOSFET、センス抵抗、ブロッキング・ダイオードが不要
・サーマル・フィードバックにより、過熱の恐れなく最大充電レートを実現
・NTCサーミスタ入力により、温度規定充電が可能
・0.6%精度のプリセット4.2V充電電圧
・ガスゲージ用充電電流モニタ出力
・サスペンド・モードでのバッテリ流出電流:2μA以下
・サスペンド・モードでの消費電流:<11μA
・不良バッテリの検出
・高さの低い(0.75mm)2mm×2mmの8ピンDFNパッケージ
フォトキャプション:4mm2パッケージのサーミスタ入力付き950mA
リチウムイオン/ポリマー・チャージャ(c)2007 Linear Technology
以上