日本興亜損保、本社の「日本興亜日本橋ビル」を建て替え
~東京・日本橋 日本興亜日本橋ビルが新しく生まれ変わります~
日本興亜日本橋ビルの建替えについて
地球環境に配慮したインテリジェントビル 2009年6月竣工予定
日本興亜損害保険株式会社(社長 松澤 建)は、昭和37年の竣工・昭和53年の増築以来、1階エントランス(ピロティ)に噴水のある建物として多くの方々に親しまれてきました日本興亜日本橋ビル(東京・日本橋 旧日本火災海上保険株式会社 本社ビル)を、時代にあった建物として資産価値を高め、有効に利用することを目的に建替えすることにしましたのでお知らせいたします(2009年6月 竣工予定)。
【 新「日本興亜日本橋ビル」のコンセプト 】
新「日本興亜日本橋ビル」は1階に街並みの賑わいを演出する店舗を配置し、オフィスビルとしての先進性・機能性を意識するとともに、外装はシンプルなデザインとし、石張りを基調として重厚感・安心感をもたせることにより日本橋中央通りの街並みに調和する建物を計画しております。
○街並みと調和する建物をめざします
本計画では、日本橋中央通りの街並みとの調和を意識し、1階店舗部分の壁面を後退することにより、パブリックスペ-スを確保すると同時に周辺の賑わいに貢献する建物としております。また、地下鉄コンコースと接続し、車椅子も利用できるエレベ-タ-を設置することで、地下鉄出入口のバリアフリ-化による地域への貢献を意識した建物を予定しており、現在、東京メトロと協議を行っております。
○高品質で人に優しい建物をめざします
本計画では、最新のインテリジェント機能を確保するとともに、有効事務室面積を最大限に確保し、館内バリアフリ-化を徹底し、車椅子利用の方への配慮等、人に優しい建物を実現していきます。また、耐震性に万全を期し、十分なセキュリティ-機能を備える等高品質で安全性を意識した建物といたします。
○環境に配慮した建物をめざします
本計画では、屋上緑化を取り入れることによりヒートアイランド現象の緩和に貢献し、高効率器具の採用などにより省エネルギーに努め、エネルギー消費の少ない建物をめざします。また、廃棄物・排出物の減量や再利用化をおこない、エコマテリアル・リサイクル材料を積極的に利用するなど地球環境に十分配慮し、建設することとしております。
[エコビルとしての機能]
・屋上緑化:ヒートアイランド現象の緩和
・高断熱ガラスの採用:空調負荷の軽減によるCO2削減効果
・窓庇の設置:直射光遮蔽による冷房負荷の軽減、間接採光による省エネルギー
・地域冷暖房の採用:CO2削減効果
・照明器具の工夫:高効率照明器具の使用、人感センサーの採用による省エネルギー
・自然換気:吹抜けを利用した自然換気システムによる空調エネルギーの軽減
・再資源化の促進および再生資材の利用:産業廃棄物の低減
【 新「日本興亜日本橋ビル」の概要 】
所在地:東京都中央区日本橋2-2-10
構 造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造および鉄筋コンクリート造)
規 模:地下2階 地上11階 塔屋2階
高 さ:約52m
敷地面積:約1,870m2(565坪)
建築面積:約1,690m2(511坪)
延べ面積:約21,600m2(6,545坪)
建物用途:事務所 サービス店舗 駐車場
駐車台数:86台
受変電設備:高圧2回線受電
発電機設備:1,900kVA×1基(48時間対応)
無停電電源設備:UPS150kVA×2台(並列冗長運転)
給水設備:受水槽・高架水槽 各2基 計24m3(ライフライン途絶時:1週間分の飲用水を確保)
雑用水槽(中水利用)70m3