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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.04.Tue
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2007'08.13.Mon

ルネサステクノロジ、HDMI V1.3対応のHDMIレシーバ「R8J66030FT」を製品化

HDMI(TM) V1.3対応の3入力ポートとCEC制御機能を1チップに搭載したHDMIレシーバ「R8J66030FT」を製品化


 株式会社ルネサス テクノロジ(本社: 東京都千代田区、会長&CEO 伊藤 達)は、このたび、薄型TV用途向けに、高速デジタルインタフェース規格であるHDMI(注1)のV1.3に準拠したHDMIレシーバ「R8J66030FT」を製品化し、2007年4月よりサンプル出荷を開始します。
本製品は、V1.3対応入力ポートを3ポートとCEC(注2)制御機能を、業界で初めて1チップに搭載した高性能なHDMIレシーバです。本製品を使用することで、HDMIを備える液晶TVやプラズマTV等の薄型TVの高機能化やコストの低減を実現可能です。

<製品化の背景>
 HDMIインタフェースは、デジタルAV機器向けのデジタルインタフェースで、映像や音声のデータを1本のケーブルで高速転送が可能です。配線の取り回しが簡便で高速転送が可能なことから、近年の薄型TVやDVDレコーダなどのデジタルAV機器は、次世代インタフェースとして備える機器が増加しており、今後の液晶TVやプラズマTVでは、ハイエンドからローエンドのモデルまで標準搭載となることが見込まれています。
 一方、HDMI規格は、2002年12月にV1.0が策定されて以来、各種機能の追加や高性能化対応のための改訂が行われ、2006年6月にはV1.3が発表されています。このため、近年の市場ニーズとしては、V1.3規格への対応とともに、現在普及が始まっているCEC制御を可能にする製品への強い要望があります。
 当社は、この市場ニーズに対応するため、薄型TV用途向けに、V1.3対応入力ポートを3ポートかつCEC制御機能を1チップにしたHDMIレシーバ「R8J66030FT」を製品化しました。

 本製品の主な特長は以下のとおりです。

(1) HDMI規格V1.3対応の入力ポートを3ポート搭載 
 V1.3規格に準拠した入力ポートを3ポート搭載しています。これにより、例えば、DVD機器やPC、ゲーム機などからの3つのHDMI入力を本製品1個で実現でき、実装面積の低減や機器の低コスト化が可能です。

(2) 36ビットの色深度に対応し、225MHzの高速動作による1080p動作を実現
 色深度は、最大36ビット(RGB各12ビット[約687億色])に対応しています。これにより、本製品は、36ビット色深度対応のDVD機器やゲーム機からのHDMI信号を受信することができ、より自然色に近い表示の実現に寄与します。
 また、TMDSTM(注3)のクロック周波数は最大225MHzで、1入力あたり2.25Gbpsの高速転送が可能であり、高画質の1080p動作に貢献します。

(3) CEC対応制御機能を内蔵し、部品点数を削減可能
 CECは、例えばDVDの再生ボタンを押すとTVの電源をONさせるなどの各種ワンタッチオペレーションを実現するための機能です。本製品は、CEC対応制御機能を内蔵しているため、従来、CEC機能を実現するために外付けしていたマイコン等の部品を削減可能です。

(4) 長距離ケーブル対応イコライザ内蔵
 一般的に、伝送信号は、ケーブル長が長くなるにしたがい劣化します。本製品はイコライザを内蔵し、受信した信号を整形します。これにより、HDMIの長距離ケーブルでの高速動作を可能にし、例えば、148MHzで1080p動作時に、20mを越えるようなケーブル長に対応可能です。

(5) ハイビットレート・オーディオ(注4)に対応したオーディオ信号を受信可能
 本製品は、V1.3規格に定義されているハイビットレート・オーディオのフォーマットに対応しています。これにより、高音質のオーディオ信号による魅力あるコンテンツを受信することができます。

(6) ユーザによるHDCP(注5)キーの管理負担を低減
 HDCPは、HDMI規格における著作権保護技術であり、これに必要なHDCPキーを、本製品出荷時にプログラムします。このため、ユーザにおけるキー管理の負担を低減できます。
 今後、HDMIのIPコアを内蔵したビデオプロセッサの製品を開発していくとともに、HDMIの最新規格に対応した製品の開発を継続し、市場ニーズに応えていきます。


■ 注記

(注1) HDMITM(High-Definition Multimedia interface(TM)): パソコンのデジタルインタフェースとして普及しているDVI(Digital Visual Interface)の伝送技術TMDS(Transition Minimized Differential Signaling)をベースにしており、デジタルAV家電において、映像と音声を1本のケーブルで伝送する規格です。
 HDMIおよびHigh-Definition Multimedia interfaceは、HDMI Licensing, LLCの米国およびその他の国における商標または登録商標です。当社は、HDMI Licensing, LLCのライセンスのもとに、これを使用しています。
 HDMIサイトURL: http://www.hdmi.org/

(注2) CEC(Consumer Electronics Control): HDMIケーブルのCEC線を利用して、複数のデジタル家電機器をバス構成で接続し、各種ワンタッチオペレーションを実現するための規格。例えばDVDの再生ボタンを押すとTVの電源をONさせるなどの操作が可能になる。 
(注3) TMDS(TM)(Transition Minimized Differential Signaling): TMDSは、Silicon Image, Inc.の米国またはその他の国における商標または登録商標です。

(注4) ハイビットレート・オーディオ(High-Bit-Rate Audio): HDMI V1.3で定義されているサンプリング周波数の高いオーディオフォーマット。

(注5) HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection): HDMIで採用している著作権保護技術。送信器、受信器の両方に暗号キーが必要。

* その他記載の製品名、会社名、ブランドは、それぞれの所有者に帰属します。


■ 応用機器例
 液晶TV、プラズマTV等

■ 価格
 製品名               R8J66030FT
 パッケージ            176ピンTQFP
 サンプル価格(円)<税込> 1500

■ 製品提供の条件について
 本製品の購入に際してはHDMI Licensing, LLCとアダプタ契約済みであることが必要です。

■ 仕様
 * 関連資料 参照


■ お客様からの問い合わせ先
株式会社ルネサス テクノロジ システムソリューション統括本部
システムソリューション第一事業部 PC/AV開発部
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号(日本ビル)
電話 03(5201)5119 (ダイヤルイン)

以 上

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