NECインフロンティアとニューロン、店舗情報をリアルタイム提供する新システムを共同展開
ニューロンの携帯電話混雑状況案内システム「EPARK」と
NECインフロンティアのPOSシステムを連携
~飲食店などの空席情報をリアルタイムに提供~
ニューロン株式会社(代表取締役&CEO:酒井真吾)とNECインフロンティア株式会社(代表取締役 社長:木内和宣)はこのたび、ニューロンが提供している会員数約73万人の携帯電話混雑状況案内システム「EPARK(イーパーク)」とNECインフロンティアの飲食店向けPOSシステムを連携させ、POSシステム側の店舗情報をリアルタイムに提供できる新システムを共同展開することで合意し、4月1日より販売開始いたします。
EPARKシステムは、携帯電話向けコンテンツとして、主に飲食店やアミューズメント施設、病院等を中心にさまざまな業種・業態にご採用いただいており、現在約450施設に導入されています。
同システムでは、店舗の混雑状況をリアルタイムに情報提供したり、事前予約を受け付けたりすることができ、混雑時の機会損失を減らし、効率的な顧客獲得を実現します。これにより、来店されるお客様は、あらかじめ来店前に店舗の混雑状況をチェックでき、必要に応じて予約も可能なため、店舗で長時間待たされることがなくなり、安心してご来店いただけるようになるなど、顧客満足度向上に大きく寄与しています。
現在EPARKの会員は約73万人おり、毎月全国3万人規模で新規会員が増えています。
EPARKシステムでは、混雑状況を把握するために専用の受付端末を利用しています。この端末での順番待ち情報と携帯電話での予約情報を加味することで、店舗の混雑状況や待ち時間を算出していました。
一方、NECインフロンティアのPOSシステムでは、お客様が席について最初に注文した時間や会計を済ませた時間の情報等を持っており、どの席に何時にお客様が案内され、現時点で何分間滞在しているか、また、何時に会計を済ませたか、という情報をリアルタイムに把握することができます。これらの情報を組み合わせることで、席がどれくらい埋まっているか、あとどれくらいで席が空くか、といったことを知ることができます。
新システムでは、POSシステムの持つそれらの情報をEPARKシステム側にリアルタイムで送信し、システム側で専用端末からの情報や予約情報等と合わせて処理することで、混雑状況に加えて空席情報を提供できるようになるほか、より正確な待ち時間を算出できるようになるなど、さらにきめ細かな情報をお客様に提供できるようになります。
POSシステムの持つ情報は、わざわざ入力の手間をかけなくても日常の店舗オペレーションにより自動的に把握できる情報であり、導入店舗側ではこれまでと同様の運用でお客様にさらなるサービスをご提供でき、他店との一層の差別化や顧客満足度向上を実現できます。
新システムは、NECインフロンティアの飲食店向け店舗トータルパッケージ「FoodFrontia F1」もしくは、オーダリングPOSシステム「Prospaid S+」、「Prospaid SP+」と連携可能であり、新規でご導入される場合はこれらのPOSシステムと組み合わせた形でシステムを構築します。また、すでにこれらのPOSシステムをご利用いただいている店舗では、プログラムを追加するだけで手軽にご利用いただけます。
なお、新サービスの導入にかかる費用は、新規導入の場合POS導入価格に加え、初期費用として約20万円~(ネットワーク構築費用は別途)および店舗ごとの月額利用料金約1万円(ネットワーク回線利用料は別途)です。
また、既存システムへの追加導入の場合、初期費用として約20万円~(同)および店舗ごとの月額利用料金約1万円(同)となります。
ニューロンおよびNECインフロンティアでは、このたびの新サービスの展開により、店舗の情報をリアルタイムに活用したきめ細かな情報をご提供するとともに、導入店舗側にとっても手軽で高い効果のある顧客獲得サービスとして、より一層の展開を図ってまいります。
※新システムは、3月13日(火)から開催される国際ホテル・レストランショー「HOTERES JAPAN 2007」に出展します。
・EPARK/イーパークは、ニューロン株式会社により商標登録出願中です。
・FoodFrontia、Prospaid S+、Prospaid SP+は、NECインフロンティア株式会社の登録商標です。