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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.04.Tue
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2007'08.13.Mon

STマイクロ、STB向けデュアルDVB-S2衛星TV用デモジュレータを発表

STマイクロエレクトロニクスは、HDTVの2番組同時録画対応可能かつコスト効率に優れた、デジタル・ビデオ録画機能付衛星放送用STBを実現するデュアルDVB-S2デモジュレータを発表

高度な集積技術、90nmプロセス、および完全にサポートされたリファレンス設計により、費用効率の高いシステム設計と製造を保証


 セット・トップ・ボックス(STB)用シリコン・チップで世界をリードするサプライヤ*であるSTマイクロエレクトロニクス( http://www.st-japan.co.jp/ 、NYSE:STM、以下ST)は、1つの標準解像度(SD)または高解像度(HD)のTVチャネルを視聴しながら別のチャネルを録画する機能を視聴者に提供するSTB向けにデュアルDVB-S2衛星TV用デモジュレータ・チップSTV0900を発表しました。新しい多方式対応のSTV0900は、世界各国で多数の採用実績を誇るSTB0899デモジュレータ2個分の機能を1つのパッケージで提供し、STBの複雑さと製造コストの大幅な低減に貢献します。

 STV0900は、最先端の90nmプロセス技術を使用して製造され、集積度向上によるコスト低減と低消費電力を実現します。必要電力は、本質的にSTB0899を2個使用したソリューションよりもはるかに低いことに加えて、さらにソフトウェアによるパワー・マネージメント機能が内蔵されているため、STBメーカーのグリーン認定取得にも役立ちます。システム全体としての部品コスト(BOM)に焦点を当てた結果、最適な集積度が得られ、高度な設計の融通性とより低コストを実現することができました。

 STV0900は、STB0899デモジュレータと同様、最新のDVB-S2規格、そして世界の衛星放送事業者が過去10年以上使用してきた従来のDVB-S規格の両方をサポートしています。STBメーカーはDVB-S2に対応したSTBにSTB0899とSTV0900を使用することで、これら2種類の規格をサポートし、より多くのサービスが利用可能になったときに視聴者に対してシームレスなアップグレードを提供することができます。どちらの製品も、通常のQPSK(四位相偏移変調)方式と8PSK変調方式はもちろん、より確実な受信が可能なDVB-S2パイロット処理もサポートしています。

 DVB-S2は衛星通信リンクの容量をDVB-S規格に比べ30%も向上させ、理論限界値に近い容量になっています。また、他の新しいコーディングや衛星放送技術と組み合わせることにより、高解像度TV(HDTV)、ブロードバンド・インターネット、双方向サービスなどの高速データレート・アプリケーションの効率的な配信と、従来のトランスポンダで送信できる標準チャネル数の大幅な増加が可能になります。

 このデュアル・デモジュレータは、STのSTB6100などのシリコン・チューナとシームレスに統合できるように設計されているため、従来の複雑なディスクリート・チューナ回路との置換えが可能で、専門的なRF設計ノウハウも不要となります。ダウンストリーム処理に関しても、STの標準解像度および高解像度OMEGAデコーダ・ファミリにおけるさまざまなMPEG-2およびH.264/VC-1デコーダへの低コストでシームレスなインタフェースを提供します。STは、非常に競争力の高い価格で、視聴しながら録画できるDVB-S2対応STBへの大きな一歩を、STBメーカーに提供します。完全な文書を添付したソフトウェア・ドライバおよびリファレンス設計が、開発環境の一部として用意されています。

 衛星放送用STBから同軸ケーブルに接続された周辺機器を制御できるプロトコルとして幅広く利用されているDiSEqC 2.0(デジタル衛星機器制御)インタフェースも2個サポートしています。STが提案し業界で採用されたDiSEqCオープン・スタンダードの拡張仕様によって、STBから屋外のLNB(低ノイズ・ブロック)を制御し、複数のユーザ・チャネルの処理を必要とする設置工事を簡素化することができます。最大8つのユーザ・チャネルを1本の同軸ケーブルでまとめることができ、複数のケーブルまたは多心ケーブルの必要がなくなります。

 このデュアル・デモジュレータは、128ピン露出パッド型LQFP(14 × 14mm、ピッチ0.4mmのクワッド・フラット・パッケージ)に実装されます。チューナICとSTV0900のチップセットの価格は、約10万個購入の場合、1個あたり約10.00ドル未満です。量産は、2007年上半期に開始予定です。

* inStat MPEG report "MPEG Video ICs: Transitioning to H.264(MPEGビデオ用IC:H.264への移行)" - 2006年7月


【STマイクロエレクトロニクスについて】
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。
 さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語):http://www.st.com

◆ お客様お問い合わせ先
 〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
 品川インターシティA棟18階
 STマイクロエレクトロニクス(株)
 Consumer本部
 TV&STB製品部
 TEL:03-5783-8340 FAX:03-5783-8216

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