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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.04.Tue
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2007'08.13.Mon

STマイクロ、Unicorn-II USB ADSLモデム用チップセットを発表

STマイクロエレクトロニクスのUnicorn-II USB ADSLモデム用チップセットが
MicrosoftのWindows Vista(TM)ドライバ認定を取得

市場実績のある設計と10ユーロ以下のモデム価格により
新興ブロードバンド市場における低価格DSLサービスを実現


 STマイクロエレクトロニクス(http://www.st-japan.co.jp/、NYSE:STM、以下ST)は、ADSL USBモデム・パッケージを10ユーロ以下で生産可能にする、高度に統合化されたUnicorn II USB(Universal Serial Bus)ADSL(Asynchronous Digital Subscriber Loop:非同期デジタル加入者回線)チップセットを発表しました。同種の製品としては初めて、MicrosoftのWHQL(Windows Hardware Quality Labs)認定を受けた32bit版と64bit版両方のWindows Vista(TM)用ドライバ付きで提供されます。

 極めて低価格であるこの種のCPE(Customer-Premises Equipment:顧客宅内機器)は、ラテンアメリカ、東ヨーロッパ、中東、アフリカなどの新興ブロードバンド市場(オペレータ各社は新規インターネット・ユーザ向けにエントリ・レベルのDSLサービスを魅力的な価格で提供可能)、およびダイヤルアップ・サービスからのアップグレードに最適です。さらに、Unicorn IIは最小限のコストで容易にPCに内蔵できるため、政府やコミュニティがブロードバンド対応PCを供給してデジタル・デバイドを緩和することが可能になります。既存市場(たとえばEU諸国やアジア太平洋地域など)においても、DSLサービスのコストはブロードバンド・サービスの完全な普及を遅らせる要素になっていました。

 2年前の発表以来、市場実績のあるUnicorn IIソリューションは、いくつかの国で主要オペレータによる認定を受けてきました。簡単なインストール、安定した動作、信頼できる性能の提供により、オペレータはサポート・コストを低減することができます。最大8Mbit/秒のダウンストリーム速度(エントリ・レベルおよび高度なDSLサービスにも十分以上の帯域幅)を達成し、ITU(International Telecommunication Union:国際電気通信連合)とETSI(European Telecommunications Standards Institute:欧州電気通信標準化機構)の両規格に完全準拠しています。また、すべての主要なADSLおよびADSL2+DSLAMとインターオペラビリティがとれています。

 Windows Vista(TM)のサポートに加えて、ドライバのラインアップにはApple Mac OS 9とOS X、Linux、Windows 98SE、Windows Me、Windows 2000、およびWindows XP用を揃えています。このカスタマイズ可能なドライバ一式には、オペレータやISPがヘルプデスクのコストを低減するのに役立つ数多くの診断ツールが含まれており、回路図、プリント基板レイアウト、部品表、ドキュメントを含んだリファレンス設計キットも提供されています。また、業界をリードする多くのODMが、サードパーティ製ターンキー・ソリューションを使用して生産しています。

 市場調査分析会社であるiSuppli社の主席アナリストSteve Rago氏は、次のようにコメントしています。「魅力的なサービス価格は、ブロードバンドが成功する上で非常に重要なポイントです。支出できる世帯収入が相対的に低い新興市場において、サービス・プロバイダはブロードバンドの普及と収益の確保という課題に同時に直面しています。Unicorn IIにより、ODM各社やOEM各社は、オペレータが新興市場において必要とする価格帯でDSLモデムを製造することができます。それにより、オペレータは手ごろな価格でDSLサービスの供給が可能となるため、飛躍的に加入者数を伸ばすことができます。」

 Unicorn IIチップセットは、DMT(Discrete Multi-Tone)エンジン、コントロール・ロジック、およびUSB物理層インタフェース(PHY)を内蔵したST70138 コントローラレス・トランシーバと、MTC20174 ADSLアナログ・フロント・エンド(AFE)チップで構成されます。後者には、AFE、ライン・ドライバ、およびDCXO(Digitally-Controlled Crystal Oscillator:デジタル制御水晶発振器)が集積化されています。Unicorn-IIのアーキテクチャは外付けSDRAMを必要としないため、部品コストをさらに低減します。

 Unicorn IIチップセットは現在RoHS準拠の鉛フリー・パッケージ(ST70138はLFBGA80、MTC20174はTQFP100)で量産可能であり、価格は約1万個購入時で約6.50ドルです。


STマイクロエレクトロニクスについて
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。
 2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。
 さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人:http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語):http://www.st.com


◆お客様お問い合わせ先
 〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
 品川インターシティA棟18階
 STマイクロエレクトロニクス(株)
 Communication本部
 Communication製品部
 TEL:03-5783-8340 FAX:03-5783-8216

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