日立、カナダで超臨界圧石炭火力発電設備を連続して受注
カナダで超臨界圧石炭火力発電設備を連続して受注
日立製作所 電力グループ(グループ長&CEO:丸 彰/以下、日立)は、このたび、バブコック日立株式会社(取締役社長:伊佐 均)と共同で、カナダ・アルバータ州の電力会社であるエプコール社およびトランスアルタ社が建設するキープヒルズ発電所3号機用の超臨界圧石炭火力発電設備一式を受注しました。契約金額は総額約500億円で、2008年以降順次機器を出荷し、2011年の第1四半期に商業運転が開始される予定です。
カナダ・アルバータ州では、電力需要が堅調に伸びており、今後も同様の傾向が継続すると予想されています。また、アルバータ州は、電力の約半分を石炭火力に依存していることに加え、カナダで産出される石炭の約7割を生産しています。こうした電力需要を背景に、環境への負荷が低く、高い発電効率を持つ超臨界圧石炭火力発電所の新規建設が決定したものです。
近年、日立は、北米の超臨界圧石炭火力発電設備について、積極的に事業を展開しており、今回の顧客であるエプコール社からは、2002年1月にジェネシー火力発電所3号機(カナダ・アルバータ州)からの連続受注となります。また、日立は、既設のキープヒルズ発電所1、2号機についても蒸気タービンを受注しており、これらの実績において高い評価を得ています。
今後も、日立は、北米電力市場の超臨界圧石炭火力発電設備のプロジェクトに積極的に参画し、受注拡大に努めていきます。
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