ペンティオ、スマートカードログオン証明書ソリューションを発売
ペンティオ株式会社は、USBトークンでスマートカードログオンを実現できる
Pentio PKI Private CA for SmartCard Logonを3月15日より発売開始します
ペンティオ株式会社(東京都新宿区、代表取締役:長谷川晴彦、以下ペンティオ)は、PKIプライベート認証局アプライアンスPentio PKI Private CA for SmartCard Logonを3月15日より発売開始します。
同製品は、マイクロソフト株式会社(以下マイクロソフト)のMicrosoft(R) スマートカードログオンに対応したスマートカード証明書を発行でき、証明書をUSBトークンに格納することで、Microsoft(R) Windows(R)のActive Directory(R)環境などへのスマートカードログオンを実現できます。
Pentio PKI Private CA for SmartCard LogonがMicrosoft(R) スマートカードログオンに対応するために提供する機能は以下の通りです。
(1) ドメインコントローラー用サーバ証明書の発行
(2) Microsoft(R) スマートカードログオンに対応したスマートカードログオン証明書の発行
(3) Microsoft(R) スマートカードログオンに対応したスマートカードログオン証明書のUSBトークンへの格納
(4) スマートカードログオン証明書の発行・失効・スマートカードへの格納までを包括的にサポート
これまで、Microsoft(R) Windows(R) 2003 Server製品などを用いたスマートカードログオンを実現するためには、「管理者がドメインへユーザを登録→登録ユーザからの証明書発行申請→管理者が承認・証明書発行・ユーザへ通知→登録ユーザが証明書をダウンロード→登録ユーザがダウンロードした証明書を自分のデバイスへ格納」という5 つの作業ステップが必要でした。またこの際、証明書をスマートカードへ格納するためにユーザにも作業負担が発生することで、エンドユーザへのサポート作業が発生するなど、システム管理者はスマートカードログオン実現のために多大な労力を要しました。
しかし、Pentio PKI Private CA for SmartCard LogonとPentio PKI USB Token 2100を導入することによって、システム管理者はWebベースの分かりやすい管理画面を通じて、スマートカードログオン証明書の発行・失効・スマートカードへの格納までを迅速に行うことが可能になります。
■製品開発の背景
Pentio PKI Private CA for SmartCard Logonによるスマートカードログオンは、派遣社員・契約社員・アルバイトなど、非正規雇用社員が多く働くコールセンター・派遣会社・コンビニなどの職場での、社内ネットワークのセキュリティ対策として最適なソリューションです。
非正規雇用社員の多い職場は人の異動が頻繁である場合が一般的なので、固定社員の多い職場に比べて、PC による情報漏洩のリスクが懸念されます。多くの企業で用いられているID&パスワードによるユーザ管理は、人の異動が多い職場環境では発行と失効作業が頻繁に発生するため、結果としてID&パスワードの管理が行き渡らない危険性をはらんでいます。
しかし、Pentio PKI Private CA for SmartCard Logon によるスマートカードログオンを導入すれば、社内ネットワークへアクセスするユーザを、物理デバイスであるUSBトークンによって管理することが可能になります。システム管理者はID&パスワードという文字列の情報でなく、物理デバイスをユーザへ配布・回収するため、エンドユーザまでも鍵そのものの管理意識を高めることができます。
■スマートカードログオンについて
スマートカードログオンはMicrosoft(R) Windows(R) Server 2000 及びMicrosoft(R) Windows(R) 2003 Server が備えているクライアント認証機能で、PKI証明書を格納したスマートカード(USBトークン/ICカード)を使って、Windows(R)へのログオンとWindows(R)サーバ/クライアント環境へのネットワークログオンを可能にします。スマートカードログオン導入には、PKI証明書をサポートしたActive Directory(R)のご利用が必要です。
■Pentio PKI Private CAについて
Pentio PKI Private CAは、ペンティオ株式会社が自社で開発・販売しているPKI証明書発行・認証のためのプライベート認証局(CA)で、既存のシステムにアドオンしやすいアプライアンスです。また、Pentio PKI Private CAで発行したPKI証明書(秘密鍵)は、証明書格納専用デバイスのPentio PKI USB Tokenに直接書き込んで格納することが可能です。PKI証明書の強力な認証と物理デバイスであるUSBトークン/ICカードの併用によって、インターネットでの改ざん、なりすまし、盗聴、通信事実の否認を防ぎ、安全性と利便性を両立したクライアント認証やネットワークログオン認証システムを構築できます。
■ 商品名称と価格
製品名:
Pentio PKI Private CA for SmartCard Logon
型番:
PCA-SCL-100
(100クライアント証明書及び1サーバ証明書発行ライセンス版)
価格:
1,500,000円(税別)
※100クライアントライセンス以上については、お問合せ下さい。
※サーバハードウェア、設定・設置については別途見積もりいたします。
※別途製品年間保守として製品定価合計の12~15%が必要となります。
※導入及び導入支援などに関しては、事前にご相談下さい。
■ペンティオ株式会社ご紹介
ペンティオ株式会社は、PKI(公開鍵暗号基盤)を利用した製品開発を行っております。自社開発のプライベート認証局アプライアンスPentio PKI Private CAを中心に、USBトークンやスマートカードなどの認証デバイスと組み合わせたソリューションのご提案を行っております。Pentio PKI Private CAは、すでに多くの企業・団体様の社内システムや業務システムでご利用いただいている導入実績があり、自社開発のためリーズナブルな価格でのご提供が可能です。
詳細は http://www.pentio.com/ をご覧下さい。
※ 本文中に記載されている製品名、および社名はそれぞれ各社の商標、または登録商標です。