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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.04.Tue
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2007'08.14.Tue

STマイクロ、出荷時にキャリブレーション済みのシリアル・リアルタイム・クロックチップを発表

STマイクロエレクトロニクスは出荷時にキャリブレーション済みの
シリアル・リアルタイム・クロックを発表

世界初の10MHz SPIリアルタイム・クロック・チップを含む新シリーズ


 STマイクロエレクトロニクス( http://www.st-japan.co.jp/ 、NYSE:STM、以下ST)は、出荷時にアナログ・キャリブレーション済みのシリアル・リアルタイム・クロック(RTC)チップを発表しました。メーカー各社はこれらの部品を使用することにより、組立およびテスト工程を簡素化することが可能になります。クリスタル内蔵のM41T83およびM41T93 RTCは、時刻クロックおよびカレンダ・デバイスの精度を、あらかじめ±5ppmにキャリブレートされており、ユーザにより良い精度のRTCを提供します。ワンタイム・プログラマブル(OTP)レジスタを使用して、STはテスト工程の段階で32.768 kHzオンチップ発振器の内部負荷容量を調整し、部品の精度が月間で12秒以内の誤差になることを保証します。

 シリアル・インタフェース以外の点では、この2種類の新型デバイスは同一の仕様を備えています。M41T83は400kHzのI2Cインタフェースを搭載するのに対し、M41T93は10MHzのSPIバスを使用しており、この速度で動作する世界で最初のRTCになっています。これらの製品には、アナログ・キャリブレーション、プログラマブルなオートリロード・カウンタ/タイマ、デュアル・アラームなど、数多くの先進的な計時機能が導入されています。

 出荷時にプログラムされるレジスタに加えて、もう1つのアナログ・キャリブレーション用のレジスタが内蔵されており、ユーザが出荷時の設定を再設定できるようになっています。この機能は、周囲温度への適応や基板上の浮遊容量による影響の補正に役立ちます。また、このレジスタは、クリスタルが搭載されていないQFN16パッケージを使用するアプリケーションにおいて、発振器の調整内容は直ちにテスト出力に現れるので、ユーザは即座にフィードバックを得ることができます。

 オートリロード・カウンタ/タイマは、ユーザ選択可能な4つのソース・クロックの1つと組み合わせて、タイミング波形の生成と周期的なプロセッサ割込に使用できます。2組のプログラマブルなアラームは、複数のアラーム時間を必要とするアプリケーション向けに、それぞれ独立した端子に出力を行います。

 どちらのデバイスにも、高精度の電圧リファレンスが内蔵されており自動バックアップ切替回路のスレッシュ・ホールドを正確に定義します。
 これらのRTCは、バックアップ電流が450nA(typ)と小さく、バッテリ・バックアップ式だけでなくコンデンサ・バックアップ式のアプリケーションにも適しています。また、STの低消費電力プロセス・テクノロジによって、電源が1.8Vまで落ちたとしても、正確な計時が保証されています。内蔵のバッテリ・モニタがバックアップ電圧を監視して、バッテリの交換時期を知らせます。

 その他の特徴として、12byteのNVRAMと、発振器のパルスが4回以上欠落したときフラグを立てる発振器障害検出回路があります。これは、計時に影響が出るレベルまでバックアップ電圧が低下している可能性を示すものです(コンデンサ・バックアップ式アプリケーションの電圧低下時などにこの状況が発生します)。また、プログラマブルな方形波発生器とウォッチドッグも内蔵されています。

 Vccに障害が発生してデバイスが自動的にバックアップに切り替わると、リセット信号が生成され、電源回復後200ms間にわたって維持されます。このパワーオン・リセット / 低電圧検出機能があるため、設計の際に基板上に独立したリセットICを設ける必要がありません。スイッチオーバーとリセットのスレッシュ・ホールドとして3種類の電圧レベル(公称値2.93V、2.63V、および2.32V)が用意されており、発注時に品名で指定できます。
 キャリブレーション済みの組込みクリスタル・パッケージの他に、M41T83とM41T93は省スペースで低コストなSTの4mm×4mm QFN16パッケージでも提供され、外付けのクリスタルと組み合わせて使用できます。

 コストの影響を受けやすいミッドレンジのリアルタイム・クロック機能を必要とするアプリケーション向けに、M41T83の機能セットを縮小した低コスト版のM41T82も用意しています。ウォッチドッグ、方形波発生器、アラームが省かれていますが、400kHzの I2Cインタフェース、アナログキャリブレーション、高精度切替リファレンス、バッテリ・モニタ、12byteのNVRAM、およびリセット出力はM41T83と同様に、基板占有面積が小さく低コストな8ピンSOICで供給されます。

 M41T82、M41T83、およびM41T93はすべて現在サンプル出荷中であり、量産開始は2007年3月の予定です。M41T82の価格は大量購入時で約0.70ドルです。M41T83/93は大量購入時でQFNパッケージ版が約0.90ドルで、出荷時キャリブレーション済みの組込みクリスタル・バージョンは約1.20ドルです。

 詳細については http://www.st-japan.co.jp/products/families/analog_and_mixed_signal/serial_real_time_clocks/serial_real_time_clocks.htm をご覧ください。

 本プレス・リリースは、次のURLでもご覧いただけます。
 http://www.st-japan.co.jp/data/press/p2143d.html

……M41T82、M41T83、およびM41T93に関する詳細情報へのリンクも含まれています。


STマイクロエレクトロニクスについて
 STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに半導体製品やソリューションを開発・提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、他社の追随を許さない高度なシリコン技術とシステムノウハウを擁しており、幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力との組合わせにより、SoC(システム-オン-チップ)技術に関し世界的リーダーとしての地位を確立しています。またSTの半導体製品は、市場における技術やシステムのコンバージェンス化を促進するために重要な役目を果たしています。STは、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所(Euronext Paris)とミラノ証券取引所に上場されています。2006年の売上は98.5億ドルで、純利益は7億8200万ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
 ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
 STグループ(英語): http://www.st.com


◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6018 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟18階
STマイクロエレクトロニクス(株)
MPAグループ
TEL: 03-5783-8250 FAX: 03-5783-8218

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