東芝松下ディスプレイテクノロジー、LEDバックライトを使った液晶ディスプレーを開発
LEDバックライトを使用した薄型・軽量のノートPC用液晶ディスプレイ製品
ラインアップについて
東芝松下ディスプレイテクノロジー株式会社(社長:藤田勝治)は、ノートPC向け液晶ディスプレイとして、薄型、軽量、低消費電力を実現するためLED(発光ダイオード)バックライトを使用した10.4型、及び10.6型液晶ディスプレイを新たに開発しました。これにより、8.9型~13.3型の主要7種類の画面サイズで製品ラインアップ化を行いました。
当社は2005年10月に世界に先駆けノートPC用にLEDバックライト採用の11.1型WXGAタイプを製品化し、以来当社独自の低温ポリシリコン技術を組み合わせたLEDバックライトの液晶ディスプレイの製品ラインアップを拡充してまいりました。
LEDバックライトは、従来のCCFL(冷陰極管)のタイプに比べ、薄型、軽量、高輝度、低消費電力の特長があります。また、水銀レスとなるため環境に優しく、駆動電圧が低いため設計面、安全面で優れた特長を有しています。さらに、衝撃や振動に対しても高い耐久性を有しています。
今回のラインアップの画面サイズは8.9~13.3型で、解像度はXGAとWXGA、WXGA+です。持ち運びされるモバイル用途のノートPC用として、PCの軽量化、薄型化、バッテリー駆動の長時間化など、仕様面に優れた環境対応の製品です。
当社のPC向け液晶ディスプレイ製品としては、07年度後半にLEDバックライトタイプの生産比率が50%を超える予定です。
また、LEDバックライトの採用のほか、軽量化のために0.3mm以下の薄型ガラスの使用、その他部材の削減と最適配置デザインを行ない、10.4XGAの製品では120g、12.1XGAでは135gを実現しております。又、これにより液晶ディスプレイ製品で厚さ2.5mmレベルを実現しております。そして、軽量、薄型化を図りつつ輝度においても200~300cd/m2の高輝度を実現しています。
当社では、お客様のニーズに的確にお応えできるよう、引き続き薄型、軽量/低消費電力を実現した製品を順次ラインアップに追加することでモバイルPCのユーザビリティ向上を積極的にサポートしてゆきます。
[LEDバックライト使用のノートPC用液晶ディスプレイ製品ラインアップ]
添付資料をご参照ください。