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ニュースリリースのリリースコンテナ第二倉庫

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2025'02.23.Sun
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2007'06.25.Mon

米GM、燃料電池技術の量産化に向け体制を強化

GM、燃料電池技術の量産化に向けて体制を強化
燃料電池技術開発者と、中核エンジニアリング部門が連携

米デトロイト発 - 米ゼネラルモーターズ(以下「GM」)は、最先端の研究開発施設で研究に携わる500名もの燃料電池技術のエキスパートを、同社の中核的なエンジニアリング部門に異動させることで、燃料電池技術の量産化に向けた体制強化を図る。

 およそ500名のエンジニアのうち、約400名がGMパワートレイン・グループの直属となり、燃料電池システムの量産エンジニアリングを開始。残りの約100名がGMグローバル製品開発部門に異動し、燃料電池を自動車に組み込む技術を開発する。また、150名程度の燃料電池の研究開発者およびプログラムサポーターは、これまで通りGM研究・開発センターに残留し、水素貯蔵タンク、燃料電池、プログラムの商用化に関する先端研究を続ける予定。

 今回の組織変更の目的は、エネルギーの多様化を通じて化石燃料を使わない自動車を生産するという同社の取り組みを、さらに促進させることにある。

 GM研究開発・企画担当副社長、ラリー・バーンズは、「8年前、水素燃料電池を利用した電気自動車技術は、自動車業界が直面するエネルギーおよび環境問題の解決に大きく貢献するだろう、ということを申し上げた。今日発表した内容は、GMによる燃料電池自動車の量産化への重要な第一歩になるものと考えている」と述べた。

 GMが開発した第5世代燃料電池システムは、4月に行われた上海自動車ショーにおいて、E-flex仕様の燃料電池自動車、シボレー・ボルトの公開に伴い、その詳細が明らかにされた。この最先端のシステムは、先代システムの半分のサイズでありながら、先代に匹敵するパワーと性能を発揮する。

 GMの第4世代燃料電池システムは現在、同社の燃料電池車であるシボレー・シークエルおよびエクイノックスに搭載されている。シークエルは水素タンク1つを搭載し電気のみで駆動する初の燃料電池車として、最長300マイル(約483km)を超える走行距離を達成したばかり。さらに、第4世代燃料電池システムは、渋滞の有無にかかわらず排気ガスが発生せず、真のゼロ・エミッションを実現する。GMでは、燃料電池車の市場化テスト「プロジェクト・ドライブウェイ」の一環として、100台を越えるシボレー・エクイノックスを用意し、今年後半からニューヨーク、ワシントンD.C.、ロサンゼルスの各都市の市民に利用してもらう計画を立てている。

 GMグローバル・パワートレイン担当上席副社長のトム・ステファンズは、「最先端の研究開発施設から、中核的なエンジニアリング部門へと燃料電池技術のエキスパートを異動させるという今回の措置は、多様なエネルギー源を利用した電気自動車の開発に、一層強力に取り組みたいとする当社の意気込みを強調するものだ」と述べた。

 今回の組織変更は、ガソリンの代替燃料となり得るさまざまな推進システムの開発を通じて、自動車業界全体をガソリン燃料への依存体質から脱却させたいとするGMの取り組みの一例を示したものである。その他の取り組みには、以下のものがある。

・ E85燃料で駆動するバイオ燃料自動車‐GMはすでに200万台以上のバイオ燃料車を生産、販売している業界のリーダー的存在である。
・ 市バス向け2モード式ハイブリッドシステムを開発。
・ サターン・ヴューおよびサターン・オーラ・グリーンラインにGMのハイブリッドシステムを搭載。
・ 今秋、シボレー・タホおよびGMCユーコン・フルサイズSUVの2モード式ハイブリッドモデルを発売予定。現在、業界で最も低燃費とされる大型SUVに比べ、25%以上の燃費削減を達成しながら、優れた走行性能や牽引能力を実現。
・ 2008年には、前輪駆動2モード式ハイブリッドモデルのサターン・ヴュー・グリーンラインを発売予定。連邦政府機関実施のテストによると、2モード式モデルは、市街地および高速走行の総合値において、ノンハイブリッド式の現行ヴューに比べ45%の燃費向上が見込まれるとしている。
・ 現行のSUVモデルの2倍の低燃費を実現する、2モード式ハイブリッド・ヴュー・グリーンラインのプラグイン仕様モデルを導入予定。

 GMは、30mpgで高速走行が可能な低燃費自動車の販売台数でも、米国市場トップの座に君臨しているほか、自動車メーカーとして初めて、米国クライメット・アクション・パートナーシップ(USCAP)に参加。USCAPはグローバル企業とNGOで構成され、法的、経済的、市場主導型のアプローチを軸に、二酸化炭素の排出量削減を目指すことを目的に発足した組織である。


以上

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