IDC Japan、2007年第1四半期国内レーザーMFP市場動向を発表
2007年第1四半期国内レーザーMFP市場動向を発表
・レーザーMFP(複合機)の市場は、出荷台数で前年同期比8%増
・カラー機比率は出荷台数ベースで50%に拡大
・A4機は、出荷台数で前年同期比20%増
IT専門調査会社 IDC Japan 株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1-13-5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03-3556-4760)は、国内レーザーMFP(Multi Function Peripheral:複合機)市場に関する2007年第1四半期(1~3月期)の実績を発表しました。これによると、プリンター機能に加えて複写機能、スキャナー機能など、コンピュータとの連携機能を備えたレーザーMFP全体の出荷台数は、19万9,000台で、前年同期比7.9%の増加となりました。
2007年第1四半期は、昨今の企業業績の回復により、既存製品のリプレイスが引き続き活発に行われたことが注目に値します。ユーザーは既存製品のリプレイスを検討する際、従来のコピー機能優先からプリンター機能、スキャナー機能などコンピュータとの接続性も考慮し、MFPを選択しています。出荷台数の増加は、その結果といえます。さらに、レーザーMFPのカラー化も進展しており、2007年第1四半期のカラー機の出荷台数比は50.8%と、前年同期の50.1%から0.7ポイント増加しました。A4レーザーMFPは、出荷台数で前年同期比20.3%増と高い伸びを示しており、レーザーMFPにおいて18.1%、約2割を占めるまでに成長しています。
IDC Japanリサーチマネージャーの坂田 信之は、「景況の安定は、国内MFPの市場拡大を後押ししている。企業におけるデジタルドキュメントの取り扱いが増え、MFPをプリント主体で使いたい、顧客向け資料を見栄えのするカラーで印刷したいというニーズが高まっている。ベンダーもプリントボリュームを含めたドキュメントボリュームの拡大施策、付加価値の高いカラー印刷の提供を積極的に行っており、複合機化とカラー化は今後も進展する」と分析しています。
なお、今回の発表は、IDC Japanが四半期ごとに実施している出荷調査に基づき、発行されたレポート「国内MFP市場 2007年第1四半期の分析と2007~2011年の予測」(J7210302)にその詳細が報告されています。本調査では、国内MFP市場の構成を明らかにし、テクノロジーごとの出荷台数、出荷金額、平均出荷単価について、ベンダー別、販売チャネル別、ユーザーセグメント別などの切り口から実績データと、それにもとづく市場規模予測データを提供しています。
(※レポートの詳細については IDC Japan へお問合せ下さい。)
国内MFP市場 2007年第1四半期の分析と2007~2011年の予測
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Mfp/j7210302.html
<参考資料>国内レーザーMFPの出荷台数比推移、2003年第1四半期~2007年第1四半期
*添付資料をご参照ください。
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