帝人、「2007年 帝人グループCSR報告書」を発行
「2007年 帝人グループCSR報告書」の発行について
帝人株式会社(本社:大阪市中央区、社長:長島 徹)は、このたび「2007年 帝人グループCSR報告書」を発行しました。これは、2006年度の帝人グループのCSR活動(環境・安全、社会性)についてまとめたもので、作成に当たっては、環境省の「環境報告書ガイドライン(2003年度版)」と世界的な環境報告書のガイドラインを発行しているGRI(Global Reporting Initiative)の「GRIサステナビリティ レポーティングガイドライン2006」を参考にしています。
また今回は、近年、ステークホルダーとのコミュニケーションの重要性が指摘されている中、特集として、環境分野で活躍されている専門家の皆さんをお招きして開催した「ステークホルダーダイアログ」の内容を大きく取り上げています。
※参考画像は添付資料を参照
主な内容は下記のとおりです。
記
1.ビジョンと戦略
(1)トップメッセージ
帝人グループが「事業戦略」「コーポレートガバナンス」「CSR」の三位一体で持続的な企業価値の増大を図っていること、今年度以降「環境配慮型経営」を推進していくこと、ステークホルダーの皆さんのご理解・ご協力の必要性や、社員のCSR実践に向けたメッセージなどを、長島CEOが語っています。
(2)グループの概要と事業活動を通した社会との関わり
帝人グループが展開する多様な事業と、様々な先進技術で豊かな暮らしに貢献する各事業の取り組みについて、具体的な商品とともに紹介しています。
(3)CSRマネジメント体制
帝人グループのコーポレート・ガバナンスや内部統制、CSR活動の推進について紹介するとともに、CSRO(Chief Social Responsibility Officer:グループCSR責任者)のメッセージを紹介しています。
(4)CSR中期計画と2006年の自己評価
社外専門家や読者からの声を反映し、CSRに関する実施内容や成果とともに、それらに対する自己評価を初めて紹介することとしました。また、併せ2007年度の目標と課題を掲載しています。
2.ハイライト2006
(1)特集「エコサークル(R)」の推進【ステークホルダーダイアログの開催】
環境分野で活躍する専門家5名を招き、帝人グループの参加者5名と、完全循環型リサイクルシステム「エコサークル(R)」をテーマに開催した「ステークホルダーダイアログ」の内容を紹介しています。
(2)ニュースフラッシュ
2006年度の帝人グループのCSR活動における主要なトピックスを紹介しています。
3.環境・安全報告
(1)環境・安全マネジメント
グループESH(Environment:環境、Safe:安全、Health:健康)マネジメントの組織・体制と活動内容、Eラーニングによる環境学習などについて紹介しています。
(2)環境パフォーマンス
ライフサイクル全体での事業活動に伴う環境負荷低減施策について紹介しています。具体的には、CO2、化学物質、廃棄物の削減や土壌・地下水汚染の防止・浄化など。
(3)防災・安全・健康パフォーマンス
地域の皆さんの安心のために取り組んでいる防災活動・防災対策や地域とのリスクコミュニケーション、社員の安全・健康のために取り組んでいる労働安全対策や健康衛生対策について紹介しています。
(4)エコプロダクツ/エコビジネス
環境配慮型製品についての考え方や、2006年度のエコプロダクツ展の出展内容、具体的な環境配慮型製品・技術を紹介しています。
(5)環境・安全マネジメントデータ
環境省が発行している環境会計ガイドラインを参考に、環境に加えて防災・安全、健康への投資を算定したESH会計を実施し、投資、費用、効果を定量的に測定したものを紹介しています。また、「ISO」「OHSAS」などのマネジメントシステム認証の取得状況を報告しています。
4.社会性報告
(1)コンプライアンスとリスクマネジメント
コンプライアンスとリスクマネジメントを統合して推進する帝人グループにおける、それぞれの活動の主要な取り組みについて紹介しています。
(2)品質保証マネジメント
PL・品質保証を中心にお客様とのつながりを第一に考える帝人グループの、品質保証マネジメント、および化学物質の情報管理体制整備、個人情報保護教育の強化などの取り組みについて紹介しています。
(3)人財マネジメント
人財に関する中長期的な課題と対応施策について紹介しています。具体的には、人財開発、配置・異動、健全な労使関係、社内満足度アンケートの実施、社員の多様性推進、ワークライフバランス施策の推進など。
(4)産業界・大学・政府機関との協働
CSRの理念に基づいて展開される調達、物流、研究開発などの活動について紹介しています。取引先の社会的側面にも配慮するCSR調達や、産官学での共同研究など。
(5)社会貢献・コミュニケーション
企業市民としての社会とのコミュニケーションである社会貢献活動の推進状況、各社・各事業所での具体的な取り組み、およびその他のコミュニケーション活動などについて紹介しています。
5.第三者意見
(1)専門家からのご意見
CSR活動の主要分野における専門家4人とミーティングを実施し、ガバナンス・企業倫理、環境マネジメント、人財マネジメント、社会貢献活動などについて、いただいたご意見を紙面で紹介しています。
(2)第三者審査報告
帝人グループでは、グループ会社を含む環境・安全活動、社会活動に関する情報の信頼性向上のため、監査法人による審査を受けており、その結果を「第三者審査報告書」として添付しています。
以 上